前編で、ミカは直属の既婚者の上司にアプローチされてしまいました。
魅力的な上司とのデートにミカは揺らいでしまいます。ミカは上司と不倫してしまうのでしょうか?
上司からの止まらないアプローチ
上司と急接近しだして1ヶ月ほど経ちました。
上司は、毎回お酒をご馳走してくれて、わたしに甘い言葉をかけてくれるようになりました。
上司は「ミカちゃんみたいな彼女がいたら幸せだろうな」「妻は家事をしてくれなくて、精神的にもおかしいんだ」と、わたしに悩みや本音も打ち明けてくれるようになりました。
「このまま関係が深まるのは良くない」と思っていました。
しかし、すぐにホテルに誘わず、少しずつ距離を詰めてくれる上司の誠実さに惹かれつつありました。
しかし、相手は既婚者でしかも直属の上司です。
「妻に愛は無い」と言い切る彼の誘いに身を任せてしまいたい気持ちと、理性のジレンマに悩まされました。
上司のSNSをチェック
わたしは、上司のことをもっと知るべく、上司のSNSをチェックしてみました。
すると、上司の結婚式の写真が載っていて、その写真に彼の奥さんがタグ付けされていました。
そのタグ付けから奥さんのアカウントに飛んでみると、奥さんはほぼ毎日日々の写真を載せていました。
料理の写真や、整理整頓された部屋など……いわゆる「良い奥さん」でした。10枚に1枚くらいは、上司との休日を楽しむ様子の写真もありました。
上司の言う「家事をしなくて精神を病んでいる」奥さんとは正反対……。わたしはウソをつかれていたのです。
上司への報復
上司のウソを知ってからもわたしは上司と連絡を取り続け、飲みに行く約束をしました。
調子に乗っていた上司は「今日で僕の気持ちを伝えるね」と、告白宣言までしてきました。
バーの席につくと、上司はわたしの腰に手を回してきました。
「ミカちゃん、好きだよ、付き合って欲しい」と上司は告げてきました。
わたしは怒りが込み上げてきて、「こんなに良い奥さんがいるのに何言ってるんですか?」と奥さんのSNSの写真を見せました。
そして、青ざめてる上司の顔に水をかけ、店を後にしました。
その様子をたまたま社内の人が見ていたらしく、上司の不倫疑惑の噂が社内で広がっていきました。
上司は肩身が狭くなったようで、とても良い気味です。
上司の甘い言葉にはご注意を
嘘をついたり甘い言葉を巧みに使ったりして、社内不倫を目論む男性は多いもの。
「上司の誘いは断れないだろう」と部下を狙う不届き者も少なくありません。
既婚者の上司からの不倫の誘いには十分注意しましょう。
(mashu/ライター)
■「あなたの夫、不倫してますよ」W不倫相手の旦那がやってきた【前編】
■独身女子が職場の上司に不倫を迫られた……どうすればいいの?「前編」
■職場ではしゃぐ「自称恋愛マスターの男」を黙らせた話【前編】