Twitterのフォロワーさんからこんな相談をいただきました。
「不倫や浮気は許容・覚悟しなければいけませんか?」
川口さんは、不倫についてどうお考えでしょうか。メンタルを強く保つための方法として、自分本位に生きることも大事だと言われますよね。
私が好きで読んでいる先進的なライターさんたちの多くは『不倫や浮気だって恋愛のひとつだ』と容認している気がします。
勿論状況にだってよると思いますが、それくらい許容・覚悟しないとダメでしょうか…。 |
結論から言えば、不倫は防ぎきれるものではないが、許していいものでもない、が僕の考えです。
不倫は根本的に防ぎきれない
まず、多くの恋愛ライターさんが容認「しているように見える」のは、勉強すればするほど不倫の「防ぎようの無さ」にぶち当たるからでしょう。
僕も不倫に関していくつもの本を読みましたが、人間が生物的に「一夫多妻制」を選択したという前提がある限り、それを止めることはできないのだと思います。
多くの情報発信者は不倫を肯定しているわけではなく、みんなできればない方がいいと思っているけれど、究極的にパートナーにそれを強要することはできないと感じているのだと思います。
不倫に救われる人・傷つく人両方いる
またあるいは、不倫によって救われる人間関係もある、ということを知っているということもあるでしょう。
例えば、『旦那に浮気されて愛想も尽きたけれど、子どもが小さすぎて離婚もできない。なんならこっちも婚外恋愛してやるわ』となったような人の話を(何人も)聞いたことがありますが、僕にその人の意思決定を責めることができるか?と言えば、できないというのが正直な本音です。
一方で不倫には、質問者さんのように子どもまで巻き込む悲劇を生む側面も間違いなくあります。ですから、許容すべきか?と聞かれれば許容すべきではないと考えます。
嫌なものは嫌だとハッキリ言うべきであり、それを守れない相手とは付き合う必要もないし、許容する必要もありません。
不倫が怖くて結婚することができない?
ここまで読まれると「不倫される可能性がなくならないなら結婚するのは怖い」と感じた人も多いと思います。
こればかりは、裏切られてもいいと思える相手と付き合う、以外の答えを僕はまだ持てていません。
信用できる相手と付き合うというより、自分が相手にとって信用できる人であろうとすることしかできないのではないかと思っています。
逆に、不倫しないで不倫しないでと思っていると、疑心暗鬼になりその疑いの目が相手に伝わり、居心地の悪さから不倫をしてしまうなんてことも起こりえます。
これが、僕が不倫は防ぎきれるものではないが、許容すべきものでもないと考える理由です。
できるだけ不倫しない人と結ばれる方法
なお浮気をしない人は、恋愛が得意ではない人が多いイメージです。
恋愛にストレスを感じない人は新しい恋に抵抗がないので、浮気や不倫の「めんどくささ」を気にしないのかもしれません。
ですから不倫されるのが怖い、という人は生涯のパートナーに「ぱっと見モテなさそうな、でも誠実な人」を選ぶと良いのではないかと思います。
欲望のままに生きることは「自分らしさ」ではない
最後に、もし『メンタルを保つために自分本位に生きよう!それが不倫でも浮気でも構わないよ!』とアドバイスしている人がいるなら、その声には耳を傾けてはいけません。
メンタルを保つために不倫、なんて本末転倒もいいところです。
不倫に逃げるようなメンタルしかないから、メンタルがブレてるのではないでしょうか。
無論、自分本位に生きよう、というアドバイスは『他人に遠慮せず、自分らしく生きよう』という文脈でされているものだとは理解しているつもりです。
ただ本当にメンタルが安定している人は、自分本位ではなく相手本位に生きている人なんですよね。
本田圭佑選手のメンタルがブレないのは自分勝手だからではなく、日本サッカーに貢献したいと心から信じているからです。
「自分らしく生きる」ということは、決して欲望のままに生きることではありません。それだけは間違えて欲しくないなと思います。
(川口美樹 /ライター)
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