前編では、夫に家庭のお金を握られたまま一方的に離婚を迫られてしまいました。
妻は「このまま泣き寝入りできない!」と、離婚の真相を確かめる決意をしたのです。
夫を調査開始
泊めてくれた友人に相談すると、「そんな一方的な旦那さん離婚したほうがいい。絶対不倫とか借金とかしてる」と助言してくれました。
わたしは娘を友人に預かってもらい、深夜に夫の眠る自宅に忍び込むことにしました。
幸いカギは持っていたので夫に気が付かれないように静かにドアを開けて、懐中電灯をつけながら部屋を歩きました。目指すは、夫の眠る寝室のスマホ。
夫は爆睡していました。懐中電灯で照らしながら夫のスマホのLINEを調べると、夫はやはり女性とやり取りをしていました。
写真のフォルダを確認すると、生々しいホテルでの2ショットも残っていました。
女性は髪が長く30代くらいの風貌でした。
わたしはLINEのトーク歴とその写真をすべてわたしのスマホに送り、部屋を後にしました。
認めるが離婚の意思は固い
後日、夫に「不倫の証拠を押さえたので慰謝料を請求したい」と連絡を入れると、すぐに「わかった。話し合いたい」とすぐに返信が来ました。
わたしと娘は一度家に戻り、娘を寝かせたあと、話し合いをしました。
「あなたと髪の長い30代くらいの女性が街を歩いてるところ見たって友達が言ってるの」
わたしはカマをかけました。
「ごめん。浮気してた」
夫はすぐに不倫を認め、「だから離婚してほしい」とそのまま続けました。
わたしは
「わかった。離婚に向けて準備しよう」
そう言って、わたしは慰謝料請求に向けて動き出しました。
下剋上成立
弁護士に相談すると、不倫を認めていて証拠が揃ってる上に長女が生まれたばかりという要因から、夫が提示している以上の慰謝料が請求できると言ってくれました。
わたしと夫は同じ会社に勤めていたので、養育費の支払いが滞ったときは給料の差し押さえをする契約も結ぶことができました。
購入していた家もローンは夫持ちでわたしと娘住み続けることとなり、財産も取り戻すことができました。
その後わたしは結婚前のエンジニアの経験を生かし、自宅で高収入の仕事を掴むことに成功。
夫からの毎月の養育費と自分の収入で、シングルマザーにしては余裕のある生活を手に入れることに成功したのです。
結婚生活はフェアな家計管理が必要
今回のエピソードは、専業主婦になって肩身の狭い主婦から一気に元夫を見下す展開となったものでした。
本来、結婚生活では夫婦のお金は明朗会計にしておくことがマスト。
どちらかが一方的に握っていると、トラブルがあったとき今回のような下剋上になってしまう可能性があるので、注意が必要ですね。
(mashu/ライター)
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