不倫された人は、ほとんどの場合、「まさか、自分が不倫されることになるとは思わなかった」と言います。
エリコさん(仮名)も、「うちの夫は不倫するタイプではない」と思い込んでいる女性のひとりでした。今回は、そんなエリコさんの衝撃の不倫サレ・エピソードをご紹介します。
「仏のような人だね」と言われた神夫
夫とは、大学時代のサークルで出会いました。インカレサークルだったので、大学は違ったのですが、出会ってからすぐに付き合うことになり、結婚するまでも、一緒に住み始めてからも、喧嘩したことがないくらい仲良しだったんです。
彼も私も比較的忙しい職場で、平日は一緒に晩御飯を食べることもできないくらいでした。それでも喧嘩がなかったのは、彼が私のことを気遣ってくれていたからです。それに、家事もお手伝い気分ではなく、しっかり自分のこととして取り組んでくれました。
友達からは、「彼みたいな人、めったにいないよ。うちの夫なんて、平日全然家事しないからね」といいました。友達からは、ほとけ夫と呼ばれていたこともあったくらいです。
私はそんな彼のことが大好きでした。派手なところはないけれど、家族として信頼できると思っていたんです。家事に対する取り組み方をみていて、この人となら一緒に子育てできると思い、子どもをもうける決断もできました。
子煩悩なパパ。自慢の夫のはずが……
子どもが生まれてからも彼は相変わらず優しかったです。息子を溺愛していて、息子が病気になったときは保育園に迎えにいってくれることもありました。
イクメンだよね、と周囲からは言われていましたけど、彼自身は、イクメンという言葉を好みませんでした。自分の子どもを育てているんだから、当たり前でしょ? って感じで。そういうところもすごく信頼できるなと思っていました。
そんな夫でしたから、彼に対する気持ちは、信頼、愛情、尊敬、愛おしさ、でしかありませんでした。夫のことを考えると、安心感に包まれる、そんな存在だったんです。
あの日、ラブホテルのポイントカードを見つけてしまうまでは。
ソファの上に置きっぱなしになっていた夫のスーツをクローゼットにしまおうとしたときのことです。ポケットから財布が落ち、なかのポストカードが散らばってしまったんです。そのなかには、薄い紫のかわいらしいカードが混ざっていました。
不吉な予感がして、手に取ってみると、ホテルの名前が書かれていました。ネット検索すると、それはちょっと離れた街にあるラブホテルの名前だったのです。ポイントカードは10個貯まれば、次回が半額になるというもので、すでに8つのハンコが押されていました。
私たちは、仲良しですが、1年以上レス状態です。愛情があるから問題ない。そう思っていたのは私だけだったようです。8つのハンコは、すでに8回、別の女性とセックスをしたという証拠。その事実を受け止められず、しばらくぼんやりとしてしまいました。
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は12月20日(日)20:30に公開予定!お楽しみに!
今来 今/ライター
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