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仕事も家事も育児もよく貢献している、「イクメン夫」のヒロキ。

 

しかし心のよりどころにしていた奥さんとのコミュニケーションがなくなって、ついにアプリで癒しを求めるようになってしまいました。

 

ヒロキは不倫してしまうのでしょうか……?

 

 

不倫が家族を養うための原動力に

 

僕がやり取りを始めたのは、リカさんという3つ下の女性で僕と同じ既婚の女性でした。
 
彼女も子供がいて、すぐ意気投合しました。
 
僕たちはしばらく、アプリのメッセージでやり取りをしました。
 
お互い家庭の話をして、彼女は僕のことを「ヒロキくんすごく良く頑張ってる」「そんなに家事も育児も頑張ってくれて、奥さんがうらやましい」といつも褒めてくれたのです。
 
彼女とのメッセージのやり取りは、僕にとって癒しになっていきました。
 
彼女とのメッセージに罪悪感を感じて、何度ももうやめようと試みました。
 
しかしこの間にも夜の営みを何度も冷たく妻に拒否され、傷つくたびに彼女にメッセージを送ってしまっていました。
 

家庭は大事だけど……葛藤の日々

 

僕とリカさんは偶然職場が近く、僕の仕事が落ち着いたタイミングで飲みに行くことにしました。
 
はじめて会ったリカさんはとてもきれいで、「お母さん」になった僕の妻とは全然タイプも違いました。
 
僕は解消できていない日ごろのストレスと性欲がもう我慢できず、彼女をその日のうちにホテルに誘いました。
 
そして、そこから彼女とは定期的に会うようになりました。
 
彼女との時間のおかげで妻の日に日に雑になっていく僕への態度も許せたし、仕事も家庭も頑張れるようになっていたのです。
 

妻に不倫がバレる

 

ある日、妻から突然「話がある」とLINEがきました。
 
僕は、「不倫がバレたんだ」とすぐ悟りました。
 
罪はしっかり認め、妻が離婚を要求するなら受け入れよう、という覚悟で話し合いにのぞみました。
 
話を聞くと、妻の同僚が僕とリカさんがホテルに入っていく場面を目撃し、それで浮気がバレてしまったようでした。
 
「ごめん。正直、彼女との時間が家庭を養ってくための原動力になってた。でも、そんなの間違ってるよな。離婚したいなら慰謝料も払うし、全部受け入れるよ」
 
そう妻に頭を下げると、妻は涙ながら「考えさせてほしい」と言い、部屋を出ていきました。
 

家庭の養うための原動力が不倫だった

 

今回ヒロキさんは不倫してしまいました。
 
しかし、子供が複数いて、夫に経済的にも家庭的にも夫に依存している場合、正直離婚は悩むもの。
 
家族を養っていくことは、男女共に楽なことではありません。
 
しかし、疲れ切ってパートナーをねぎらえなくなってきたとき、そのしわ寄せはどこかで必ずくることを覚悟しなくてはいけないのです。
 
(mashu/ライター)
 
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