最近のドラマは、不倫を扱うストーリーも増えてきましたよね。
ドラマには展開にはつい影響されてしまう、という方も多いものです。
今回は、サレ妻ドラマに影響を受けすぎてしまったサレ妻さんのリアルエピソードをご紹介します。
平凡な家庭にあこがれ夫と結婚
わたしはそこそこの大学を出てそこそこの就職先に勤め、職場内恋愛で夫と出会い、結婚しました。結婚式を挙げたのち、すぐに妊娠。産休を取得し、復帰する予定でマイホームも購入しました。
しかし旦那は、わたしが妊娠してから「生まれてくる子供のために仕事を頑張るんだ」と言って、接待が増えるように……。
朝帰りも多くて不信感が募りました。
産後不倫が発覚
無事子供が産まれ、育児が始まりました。
育児は想像以上に大変で、猫の手も借りたいくらいの毎日でした。
しかし、夫に協力を求めても「育児はお前の仕事だろ」と一方的な態度。
そして産後も相変わらず続く朝帰り……。
しかし「お前たちのために仕事を成功させるためだ」という夫の言葉を信じて耐えていました。
そのころのわたしの楽しみは、子供が寝た後、1人でサレ妻さんが夫に報復するドラマを見ることでした。
「不倫されるって大変そうだなあ」なんて呑気に考えていたのですが、ある日突然、わたしの第六感がはたらいて「うちの夫も不倫してるのかも……」と、スマホを確認。
夫は、クロでした。不倫ドラマの不倫発覚のワンシーンと自分がリンクしました。
その瞬間わたしもドラマのように夫を踏み台にして幸せになる!とスイッチが入ったのです。
ドラマの影響で旦那に反撃
わたしはまず、探偵を雇いました。探偵はいとも簡単に不倫の証拠を押さえてくれました。
そしてわたしは、旦那に不倫の証拠と離婚届をつきつけました。ここまでは順調。
つぎに弁護士を雇い、離婚に向けてのサポートをしてもらうことに。
しかし、300万程度の慰謝料を想定していたのに、現実はその金額は厳しいのだとか……。
しかしここまできたら後戻りもできません。
そのまま調停へ持ち込み、無事離婚は成立しました。
夫から受け取った慰謝料は、150万程度でした……。
ドラマと現実は違う現実
離婚して、現実はドラマの通りにいかないことを痛感しました。
理想の慰謝料はとれないし、探偵や弁護士費用、引っ越し代でかなり貯金を使い果たしました。
おまけに夫婦でローンも組んでいたのでオーバーローンも負担し、仕事は休めません。
一度きりの不倫なら許すべきだったのかな……と頭をよぎることも、正直あります。
ドラマとはちがい現実の離婚は甘くない
ドラマの展開は、あこがれを抱きやすいですよね。
そんな展開は無いわけではないですが、現実の不倫や離婚の問題は、そううまくいかないものなんです。
不倫を調査したり離婚を検討したりする場合は、やみくもに探偵や弁護士に頼むのではなく、まず自分で十分下調べしてから、コスパのよい方法を選ぶようにしましょう。
(mashu/ライター)
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