育児に協力的なパパたちを「イクメン」なんて呼んだりしますが、育児の合間に不倫をする男たちのことは何と呼ぶのでしょうか。
夫婦共働きで3歳になる子どもを育てるマチ子さんは、夫の不倫に今もなお苦しんでいます。
家族思いのいい夫が、裏切り者だったと知ったとき……あなたならどうしますか?
結婚相談所で知り合った夫と娘
33歳のとき、結婚相談所を通して知り合った同い年の夫は、すべてが平均点という感じ。
お互いに抱いている家庭像がかなり近かったことと、子どもをもつということへの理解が深いことが結婚の決め手で、初対面から半年後には結婚していました。
結婚と同時に妊活を始め、そして授かった我が子・美桜(仮名)は私と夫の生きがいでした。
2歳になる頃には美桜が中心の生活にも慣れ、私も結婚前まで働いていた職場への復帰が決まったので、急いで保育園選びを始めました。
自転車で10分ほどですが、比較的新しく、設備も整っている私立保育園に空きがあったので、ほぼ即決で申し込み。
何もかもが順調でした。
目撃してしまった浮気現場に沈むサレ妻の心
美桜を朝保育園まで送り届けるのは私の役目。帰りに迎えに行くのは夫に任せていました。
遅いときには22時近くに家へ帰る私に代わり、夕食まで作ってくれる夫にはとても感謝していました。
週に一度は、夫も遅くまで会議が入ってしまうため、お惣菜やデリバリーを頼むのもちょっとした楽しみ。
……だったのですが、そんな私の幸せはあるとき一瞬にして崩れてしまうことに。
娘が熱を出したと連絡があり、保育園へ向かうと、門から2人の大人が出てくるのが見えました。
よく見てみると、朝娘を預けた、まほ先生(仮名)と夫だったのです。
まほ先生は、毎週木曜日は半日だけ出ていることは知っていましたが、そこに夫がいるのはおかしな話。
それも、2人が手を繋いで歩く理由は、一つしかありません。
……不倫だ、と冷静に判断している自分がいました。
しらばくれる不倫夫に怒りも通り越し
娘を連れて帰り、看病をしつつ家事をしていると、夫からLINEが。
「美桜の様子はどう? 今日も会議が遅くなりそうでごめん。お世話頼める?」
いたって普通の文面。
ですが、昼間に見た映像が目に焼き付いていて、隣にはまほ先生がいるなか送っているのかな、などと考えると嫌悪感で吐き気までしそうなほど。
「今はよく眠ってるよ。こっちは気にせず、仕事終わったら連絡してね」
冷静に返信して、ため息をつきました。
まだ、決定的な不倫の証拠は掴んでいませんから、早とちりするわけにはいきません。
私も知っている保育園の先生との不倫。
しかも、仕事と偽ってその時間を捻出している。
このことはなんとしても後悔させなければ。
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は→「こちらから」
(廣瀬伶/ライター)
■本音と実情を告白。私、シタ妻になりました。「前編」
■最後にスカッと!結婚10年目サレ妻の不倫復讐劇【前編】
■子持ちサレ妻の身近な脅威……保育園の先生と夫の不倫。幸せだった結婚生活は今【後編】