「不倫を一度でもした人は二度する」とは、よく言われる言葉です。
浮気ぐせは治らないのだから、一度でも浮気をした人とは別れるべき! という意見も頻繁に耳にします。
しかし、結婚している状態の場合、不倫が発覚したからといって、即離婚、と決断できる人ばかりではありません。
持田小夜子(仮名)さんも、夫の不倫に苦しみながら、一度は許すことを決めた女性のひとりでした。
しかしその後、夫の二度目の不倫が発覚。
そのとき、彼女がとった行動とは?? 今回は、小夜子さんの、不倫夫への対処法をご紹介していきます。
夫選びは大成功だと思っていた
夫とは、新卒で入社した会社で知り合った同期でした。
広告代理店で激務だということもあり、結婚後は仕事をやめて、家事に専念することを選んだんです。
専業主婦生活は、初めはとても快適でした。
それまでは、広告代理店の営業として、毎日数字に追われ、プレッシャーで十円ハゲができてしまうほどだったので、数字のことを考えず、料理や掃除に専念できる日々は、とても穏やかに感じられたんです。
私が仕事を辞めることは、夫も賛成してくれました。
穏やかな生活をくれた夫には、とても感謝していました。
ただ、専業主婦生活は暇でもあったので、早く子どもがほしいと思い、妊活には力を入れていましたが、なかなか子どもを授かることはできませんでした。
一回目の体外受精で、やっと妊娠できたときは、夫と抱き合い、涙を流して喜びました。夫からは、感謝の手紙をもらって、この人と結婚して本当によかったと思ったんです。
私は本当に恵まれている。夫選びは大成功だった、と思っていました。彼の不倫が発覚するまでは。
私の妊娠中に、まさかの不倫発覚
つわりがひどく、体調が優れなかったので、出産は里帰りして行うことにしました。
初孫の誕生を心待ちにしている両親の家で過ごすのは、とても快適でした。
彼は実家には寄り付きませんでしたが、私たちの家と実家はかなり距離があったので、仕方ないと思いました。
無事に子どもが生まれたときは、彼はかけつけてくれて、とても喜んでくれていました。
それからふたりで家に帰り、子育てが始まったのですが、彼は子どもが生まれても、これまでの生活を変えようとはせず、相変わらず帰宅は遅かったんです。
仕事なら仕方がない、と思っていた私が何か変だなと思ったのは、彼の趣味ではないネクタイがクローゼットに増えていたからです。
ピンときました。誰かからもらったんだな、と。ブランドもののネクタイでした。
あやしい、と思い財布をみたらビンゴ。
中には、ラブホテルのポイントカードが入っていました。
ポイントカードには来店した日付のスタンプが押されていて、その多くは、私が実家にいるときの日付でした。
頭が真っ白になり、気づいたら荷物をまとめていました。
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は6月6日(日)21:30に公開予定!お楽しみに!
(今来 今/ライター)
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