「不倫を一度でもした人は、二度する」とは、よく言われる言葉です。
浮気ぐせは治らないのだから、一度でも浮気をした人とは別れるべき! という意見も頻繁に耳にします。
しかし、結婚している状態の場合、不倫が発覚したからといって、即離婚、と決断できる人ばかりではありません。
持田小夜子(仮名)さんも、夫の不倫に苦しみながら、一度は、許すことを決めた女性のひとりでした。
しかしその後、夫の二度目の不倫が発覚。
そのとき、彼女がとった行動とは?? 今回は、小夜子さんの、不倫夫への対処法をご紹介していきます。
前編では一度目の夫の不倫(小夜子さんが妊娠中の不倫)が発覚したところまでご紹介しました。
後編は、一度目の不倫を許した小夜子さんが、二度目の不倫発覚時にどのような行動をとったのか、をご紹介します。
子どものために、今回だけは許そう
実家に帰る前、夫の財布の中から見つけた、ラブホテルのポイントカードを、リビングの上に置いておきました。
さらに、ポイントカードを、スマホのカメラで写真にとっておきました。不倫の証拠になると思ったからです。
その日の夜、夫から何度も電話がかかってきましたが、全て無視しました。
実家にも電話がありましたが、出たくないと伝えました。
両親は、夫が子育てを私に任せきりにしていることに腹を立てたのだろう、と思っていたみたいです。
「旦那さんも子育ては初めてなんだから、帰って話し合いをしたら?」と説得されました。
あいつが浮気したんだよ、私がつわりで苦しんでるときに! そう言ってやりたかったのに黙っていたのは、そのときはまだ離婚する決意が固まっていなかったからです。
彼の不倫を両親が知ったら、離婚して実家に帰ってこいというのは目に見えていました。
でも、幼い娘から父親を奪っていいのか、という葛藤がありました。
夫は週末、実家にやってきました。見るからに消耗しきっていて、号泣し、土下座せんばかりに頭を下げて、帰ってきてほしい、なんでもするから、と言いました。
許せませんでした。でも、今回だけは許すべきなのかもしれない、と思い結局は許すことになりました。
二度目の不倫が発覚。決断のとき
夫には、今度不倫したら離婚すると伝えました。
口約束だけでは信用できなかったので、弁護士を入れて、誓約書も作成しました。
誓約書には、次また不倫が発覚したら慰謝料を300万即金で払うこと、養育費は毎月15万円、娘が成人するまで支払うこと、すぐに離婚に応じること……など具体的に記載しました。
誓約書を作成したことで、次不倫をしたら、私と娘との生活を失うことは明確になったわけです。
ここまでしたら、彼も二度と不倫はできないだろう、と思いました。
彼の二度目の不倫が発覚したのは、それから二年後のことでした。
彼はまた同じ行動をとりました。
号泣、土下座位、平謝り。でも、彼の土下座なんて私にとってもうなんの価値もありません。
今は離婚して、娘とふたり、実家で暮らしています。
あのまま彼と暮らし続けていたら、何度も不倫される屈辱に耐えなければならなかったでしょう。
勇気ある決断をできた自分を誇りに思います。
(今来 今/ライター)
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