もしも、結婚前提で付き合っている不倫相手からお金を要求されたらどうしますか?
その場合、キッパリと断るのが正常な判断ですよね。
しかし、相手への愛や執着で判断が鈍り、制限なくお金を貢いでしまうという可能性もあるのです。
今回は、不倫相手に大金を貢いでしまった女性のエピソードを紹介します。
1.彼と出会う
わたしの名前はエリ。貯金が趣味のような地味な独身女子です。
ある日、いつも仕事帰りにひとりで飲んでいたバーで、ある男性と出会いました。
彼の名は「ユウジ」。
ユウジは、男性に慣れていないわたしにも優しくて、少しずつ仲を深めようとしてくれました。
そして彼は、いつしかわたしの家に通うようになりました。
ユウジはわたしの4つ下で、自営業をしているとのことでした。彼は、左手の薬指に指輪をつけていました。
「家庭があるけど、僕の居場所はエリちゃんの家なんだ。今すぐには離婚できないけど、奥さんへの慰謝料が貯まったらすぐにエリちゃんと一緒になりたいよ」
「既婚者でも、わたしなんかのことを必要としてくれるなら……」
気がつくと、わたしはすっかり彼のことが大好きになっていました。
彼と出会って半年経ったころ、お金の相談をされました。
「エリちゃんに会いたいけど、今月売上が厳しくて……何とかならないかな?」
「営業のために新しいスーツが必要なんだけど、お金がなくて買えなくて……」
彼がお金に困っている、と甘えてくるたびに、わたしは「ユウジと一緒になるためなら」とユウジにお金を渡してきました。
彼の「わたしと結婚するため」という言葉を信じて、彼の愛にこたえるために頑張り続けたのです。
2.貢ぎが止まらない
ユウジとの関係は数年に及び、ユウジのお金の要求はエスカレートしてきました。
しかしわたしたちの愛は冷めることはなく、わたしはユウジの求めるがままにお金を渡していました。
そのうち、わたしの方も貯金がなくなって、借金をしながらユウジと付き合うようになりました。
そんなある日。いつもどおりお金を要求された時「お金貯めるから、何ヶ月か待ってくれる?」と相談した途端、突然彼から連絡がこなくなってしまったのです。
お金はまた稼げばいい。でも、わたしはなんとしてでも、ユウジと結婚したい。
きっと彼は離婚の準備で忙しくて連絡がとれないんだ……。
わたしは彼に費やした時間と恋心を回収すべく、彼に毎日連絡を送り続けながら、残った借金を返しています。
エリに残ったものは借金と彼への執念
いうまでもなく、エリはユウジに利用されていますよね。
それでもエリは、ユウジを諦められずに執着し続けてしまったのです。
このユウジへの執着は、借金を返し終えても消えることはなさそうです……。
(mashu/ライター)
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