こんにちは。沙木貴咲です。人を好きになるとき、相性って気になりますよね。相手とうまくいくカギは相性にあると信じている人も多いはずです。でも、私たちは結局のところ、何を見ているんでしょうか? 価値観? 性格? 相性の真実に迫ります。
誰もが無意識に相性の良い相手を選んでいる
「好き」と感じるだけでなく、親密な関係になれる相手は、相性が良い人です。誰もが無意識のうちに直感で選ぶのですが、その根拠に占いや心理学はいらないでしょう。
出会って10分も経てば、相手が自分と合うタイプかどうかを判断できるはずです。
じゃあ、その相性の良し悪しを見極める基準は何かというと……「話す時のフィーリング」。
相手のしゃべるスピード、声の調子、表情、話す内容などを自分なりに分析し、『合う・合わない』を判断しているんです。
「この人は早口で、自分とテンポが合わない」
「笑う時に右側の唇だけがつり上がっている。なんか感じ悪いな」
「深く考えなくても会話がポンポン続く。話しやすい」
「この人の話す内容はどれも面白い。気が合いそうだ」
こんな風に、アレコレ感じ取りながら話しているはず。
特に、相手の話すネタに対する『合う・合わない』はわかりやすいでしょう。好みや趣味が似ていると親近感を抱きますから。
話しやすいという感覚は、相性が良い相手を見極める上でかなり重要なんです。
「好き」と「相性が良い」は別
好きと感じる相手は、必ずしも相性の良い相手ではありません。
「好き」と「相性が良い」が別物だということに気づかないと、一方的にアプローチを続けて、「こんなに好きなのに、どうしてわかってくれないの?」と相手を責めることになるでしょう。好きと感じても、相性の悪い人とはやっぱり、それほど仲良くはなれないし、恋人同士として付き合うのも難しいのです。
逆に、初対面では好きと思わなかったけれど、話しやすさから仲良くなり、接する機会も増えて気づいたら好きになっていた……というパターンもあります。
相性の良し悪しは恋愛や結婚だけでなく、友人関係・仕事関係者にもいえることですから。相性の良い相手とは、友情の延長上で愛が芽生えるケースが少なくありません。
話すフィーリングが合い、会話をしていて「楽しい」「安心する」「心地良い」と感じる相手とは、安定した良い関係が長く続くはずです。
占いは答え合わせ?
占いではロジカルに相性を導き出せますが、それは答え合わせをする感覚で参考にするのが良いかもしれません。
当然ながら、占いに『絶対』はないので、頼り切るとかえってキケン。まずは自分の直感で判断するのが良いと思います。
私はこれまで、「相性が良いのなら付き合います」とか、「この2人のうち、相性が良いほうの人と結婚します」といったご相談をお受けしたことがありますが、そこまで占い任せにしていいのかなと少なからず疑問を覚えます。結局は、自分が何かしらビビッと感じる人が相性の良いお相手なんじゃないかと思うのです。
自分の中ですでに心は決まっていて、答え合わせをするために占いをするならいいですが、占いありきで恋人や結婚相手を決めるのは、ちょっと丸投げしすぎかと……。
相性の良いパートナーは、結局自分にしかわからない
「どんな異性を恋人に選んだら浮気されないか」「こういうタイプとは結婚しない方がいい」といったハウツー記事は、インターネットを検索すれば山のように出てきます。それらに7書かれていることも、確かに一理あると思います。
けれど、パートナーを選ぶときの基準は、一般論でくくれるものではなく、すごく個人的な感覚に依るものだと私は考えます。
また、「この人でいいのかどうか?」がわからなくなっている時は、何か大事なことを見落としているか、実は本気でパートナーを求めていないかのどちらかでしょう。
落ち着いて直感を研ぎ澄ませれば、わかるはずです。何気ない会話をする中で、相性の良し悪しは誰もが判断できることですから。
(沙木貴咲/ライター)
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