大人になってから太り、かつてのスリムな自分を取り戻したいという方々に朗報です!
“人間にはスリム維持センサーがある”
そう述べるのは『思い込みから解放されたらするっとやせて20年リバウンド知らず! 精神科医の脳ダイエット』を書いた奥田弘美さん。
特殊なダイエット法に手を出すと短期間で効果が現れることもありますが、維持するためには同じことをずっと続ける必要があります。
一時的に痩せられても、すぐリバウンドしてしまうことは、ダイエットしたことがある人は大体経験しているはず。
リバウンドに悩まされず、無理なくずっとスリム体型を維持していく方法を学びましょう。
太る理由は「食べるべき」という思い込みのせい
奥田さんはまず、「スリム維持センサー」について述べています。
その存在に気づいたのは、子育て中のことだそう。子どもはおなかが減っていないときには食事を拒み、遊びに興じます。
子どもだけではなく、痩せている女性も同様なのです。
奥田さんの友人でスリムな女性は、旅行先で夜のコースメニューを好きなだけ食べた翌朝、朝食のビュッフェを「おなかがすいていない」と食べなかったとのこと。
一方、奥田さんは「3000円もするから」と食べて、「せっかくの旅行だから」と食べ歩きまでして、旅行の後で1.5キロも太ることになったそうです。
原因は「残すと作ってもらった人に悪いから」「食べ物を残すなんて生産者に申し訳ない」などといった「道徳食べ」を成長過程で教育的に刷り込まれたこと
と本の中では語られています。
大人になってどうしても食べ過ぎてしまう人は、もったいないから食べるという習慣をやめてみましょう。
また、人からすすめられて付き合いで食べる、時間に追われてあわてて食べるといったこともNG。
「無理をして食べる」のではなく、おなかがスッキリすいてから食べるように心がければいいのです。
それが「食べないよう無理をする」よりもずっとラクで、確実なダイエット方法だといえます。
「今までの3分前に食べるのをストップ」で、じゅうぶん満腹
大人になってから太った人は、人間が自然に備えている「満腹ライン」も間違えていると奥田さんは指摘します。
"摂取した食べ物が消化されて血糖値が上がって満腹感が出るには15~20分ほどのタイムラグがある"
「苦しくてもう食べられない」がラインではありません。これまで食べるのにかかっていた時間より3分前に箸を置くくらいが、実は満腹のラインなのです。
目安として、「あと1品くらい食べられる」くらいの余裕が必要でしょう。
この正しい「満腹ライン」を意識した食べ方と、先の項で述べた、「おなかがすいてから食べる」方法を組み合わせた食事を繰り返せば、余分な栄養を摂り込んで脂肪がつくことにはなりません。
これこそが「スリム維持センサー」の機能なのです。
また、おなかがパンパンにならないくらいで食事をやめると、体が軽やかになり、食事の後の家事や仕事がスイスイ行えるというメリットもあります。
食べるときは「緑→赤→黄色」の食べ順で
食べるものついては、食品を大きく3つのグループに分けて意識するのがダイエットと健康にはベスト。
<赤のグループ>:体の組織のもとになるたんぱく質がメインに含まれている食品のグループ
肉類、魚、卵、大豆など
<黄色のグループ>:体を動かすエネルギーとなる食品のグループ
米、小麦、砂糖、アルコールなど
<緑のグループ>:体の調子を整えるビタミン・ミネラルがメインに含まれる食品のグループ
野菜、海草、果物など
なかでも、赤と緑のグループは健康や美容の維持のために絶対欠かしてはならず、「野菜だけ食べていれば健康」ということにはなりません。
黄色は食べ過ぎの場合は控える必要があるのですが、活動や思考のために必要なので、まったく取らないと問題でしょう。
三色のバランスが重要だといえます。
また、食べる順については「緑→赤→黄色」にすることを、奥田さんは呼びかけています。
緑や赤を先に食べることによって、黄色を食べたときの急激な血糖値の上昇を防ぎ、脂肪化を抑制してくれるからです。
同時に、黄色の食べすぎも防ぐことができます。
順番を意識するだけで、無理のないダイエットにつながるのです。
まとめ
今回ご紹介したのは、精神科医である奥田さんの体験に基づき、また医学的にも安全で効果が立証されたダイエット方法です。
なにも特別なことは必要なく、それゆえに今すぐ始めることができます。
まだまだ「太ってきたな」とは感じていない方も、一度意識してみて、自らの食生活を改善してみてはどうでしょう?
彼氏募集中の女性は、自分をキレイに見せるためにも、正しく効果的にダイエットする手がかりにしてみてください。
(平原 学)
公開日:2017年7月11日
更新日:2018年10月17日
参考:『思い込みから解放されたらするっとやせて20年リバウンド知らず! 精神科医の脳ダイエット』(奥田弘美/主婦の友社)
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