令和の時代に昭和のお話を少し。
血液型の研究や分析は今も昔も行われており、1930年(昭和5年)の「大阪毎日新聞(11月26日付)」に、世間では履歴書に血液型を追加する機運が高まっていると掲載しました。
理由は、「新規採用者の性格を知るため」だそう。
時代の先端だった血液型分析
いろいろな会社が血液型で性格を確かめようとする傾向にあり、当時の偉い大学教授が血液型についての講演をおこない、一流企業がこぞって興味を持ったというのが真相のようです。
前述の大学教授からは、各血液型にマッチする職業があるとのこと。
B型は芸者や刑事、外交員向き……一見して共通点が見あたらない分析ではありますね。
また、小学生の血液型調査を実施したところB型の成績はおおむね中間くらいが多い。
能力としては習字、図画工作に優れており手先が器用だそうです。その他の血液型はというと、A型は算数、O型は算数と理解力が長けていて、AB型は暗記力に優れると発表さています。
その他にもいろいろな人たちが血液型を研究しており、これまた様々な血液型の傾向が発表されました。
その一部として、前述の大学教授が分析したB型の性格を列挙してみたいと思います。
昔の研究・分析、B型の性格一覧
・果断で環境の刺激に鋭敏でありセンチメンタル
・観念をつかむことや連想が得意、迅速で浮動的、突飛的でもある
・一度に数人を相手に話ができ、話を始めると多弁
・小さなことも大きく盛って話すように誇張的
・何か思いつくと人との話の途中でも意見を述べる
・聞くというより自分から話す
・社交性が強く、交際が好き、社会的な活動を好む
・目先が見える、機転が利く、器用
・世話好きであきらめがよく妥協的
・遠慮会釈なく尊大
・O型とともに痩せていて運動好きの結果筋肉質
血液型の相性も研究されていた
またもや古い話で恐縮ですが、旧日本陸軍や海軍も血液型研究を実施しており、その結果からは血液型別の相性がわかったそうです。
B型はB型同士とO型との相性が良い
O型はO型同士とAB型との相性が良い
A型はA型同士とAB型との相性が良い
AB型はA型とO型との相性が良い
軍人さんの相性を表すもので、かなりざっくりとしていますが。皆さんはどう思われますか?
その他、調査結果として面白いのは以下の通りです。
・若白髪はA型とB型
・若ハゲはB型が多い
・ヘビースモーカーはO型に多く、B型にはノンスモーカーが多い
・俊敏なスポーツはB型とO型が得意、耐久力のいるスポーツはA型とAB型が優れている。射撃はO型
・B型とAB型は積極的で進取的
・A型とO型は消極的で保守的
・体力はB型とO型が優秀、A型とAB型は劣る
・顔つきは、B型は爽快、A型は憂うつ、O型とAB型は無表情
・おしゃべりなのはB型とA型、O型は寡黙
さて……果たしてどうなのでしょうか?
積極的な性格でおしゃべり、体力的に優れていて顔つきは爽快!そして若ハゲ……大真面目に取り組んでいたと思われる血液型研究ですが、なんだかおもしろいですね!
いかがでしたか?
ここまで昔の血液型分析についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
現在の血液型のイメージにもつながるものもあれば、まったく知られていない調査結果もありましたね。
B型の性格、血液型分析、奥が深いようで。また別の機会にもご紹介できればと思います。
(占い師/摩弥)