「老々介護」や「8050問題」など超高齢化社会に関連するワードを耳にする機会が増え、親の介護に不安を抱えている人は少なくなりません。とは言え、彼氏が「介護ってめんどくさいよね」とポロっと言ったとしたら、「この人と結婚して大丈夫かな」と気持ちが揺らいでしまいますよね。
そこで、「介護ってめんどくさいよね」と介護にネガティブなイメージを持っている男性心理を紹介します。
目次
- 実親が毒親
- 自分に介護ができるか不安
- お金に対する不安
- キャリアを断念しなければいけないのか
- まとめ
実親が毒親
介護をめんどくさがる心理として、親と良好な関係を築けていない可能性が考えられます。「幼少期から現在に至るまで、暴力や暴言を与えていた人達の世話なんかしたくない」という思いから、出てきてしまった言葉なのかもしれません。
「自分の生みの親なんだからそんなこと言わないで!」と思ってしまいそうですが、その男性が育った背景も汲んであげましょう。
自分に介護ができるか不安
食事を食べさせたりお風呂に入れたりなど、他人の世話ができるか不安を抱えているのかもしれません。特に排泄のケアに対する抵抗感は非常に大きいです。医療法人社団風林会が実施した調査によると、「介護する時に不安に感じることは?」という設問で、「排泄の解除」(65.9%)が最多でした。この調査は女性を対象ですが、この不安は男性も一緒でしょう。
参考 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000020081.html
自分の親であっても他人のケアをすることが想像できずに、その“わからなさ”からつい「めんどくさい」と口走ってしまった可能性もあります。
お金に対する不安
介護はお金がとてもかかります。「男性はお金を稼ぐ役割がある」というプレッシャーを煽られている男性は多く、「介護費用を稼がねければ…」というストレスから介護に恐怖感を覚えているケースもあります。
また、残業して残業代を稼ぎ生活費の足しにしている人もいますが、介護が必要になると残業が難しくそのような稼ぎ方もできなくなるため、「出るお金は多く、入ってくるお金は少ない」という状態になることが不安なのかもしれません。
キャリアを断念しなければいけないのか
日本ではいまだに「長く働くこと」が美徳とされています。介護や育児を理由に早く帰る人は“出世を諦めた人”という烙印を押されてしまい出世が遠のくケースは、今の時代であっても決して珍しいものではないです。
さらに、介護に寛容ではない会社に嫌気がさして転職しても、「年収が下がった」「非正規労働者になった」という悲痛の声もよく耳にします。こういった現状を目の当たりにしてしまうと、介護に対する恨み節がこぼれてしまうのも仕方ありません。まずは「稼がなければいけない」「安定して働き続けなければいけない」という呪縛があることを理解してください。
まとめ
まずは男性がなぜ介護にネガティブなイメージを抱いているのかを共有するようにしましょう。
(高萩陽平/ライター)
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