見た目も性格も良い女性ほど、ダメな男に振り回されている……そんな人を見かけたことはありませんか?
筆者の知人で、父親は中小企業の社長、本人は東証一部上場企業に勤務する美人、職場ではもちろん、マドンナ的存在という女性がいます。
しかし、彼女はいつも、バンドマンや自称カメラマンなど、趣味に没頭しているだけのニートみたいな男性ばかりと付き合ってしまうのです。それも、顔だけは良いという、典型的な「だめんず」……。
お金がなく、定職に就かず、女にだらしない、暴力をふるう……そんな「だめんず」にハマってしまう女性は、つねに一定数います。周りから「もうやめなよ」と注意されても、同じタイプを好きになってしまうんですよね。
今回は、どういう女性が、どういう背景で「だめんず」にハマりやすいのか、考察してみました。
面倒見の良い長女(お姉さん)
子供の頃から、家庭ではお母さん、お姉ちゃん役を務め、学校では学級委員だったり、生徒会役員をしていたりするタイプ。
つねに誰かのために動いて、誰かの面倒を見ることが当たり前になっている女性は、ダメ男にハマりやすいといえます。
このタイプは小さな頃から「弱い存在(妹や弟など)の面倒を見なければいけない」「誰かの役に立たなければいけない」という思い込みを親や身近な大人からすり込まれているので、「人の面倒を見ること=恋愛」になっているケースが多いです。
逆を言えば、他人から愛を受け取ることがあまり上手くありません。
ありのままの自分ではいられない、周りに必要とされない、他人の世話をしてあげないと愛されない。そんな思い込みがあって、恋愛をするにしても「○○をすれば私は愛される」という条件を勝手につけていしまうようです。
社会的にも自立していて仕事ができる
見た目が良く、バリバリのキャリアウーマンで、周りからの評価も高い女性には、「弱さ」「怖れ」「恥」などの恐怖心が潜んでいて、それらがあるからこそ力強くなり、成功も収めているところがあります。
けれど、ダメ男を見たとき、こうしたマイナス感情は開放されてしまいます。
弱さや恐れを隠し持っているので、ダメな男性の「ダメなポイント」が理解できるし、表向きはバリバリの強い女性でもあるため、ダメ男性をどうにか更正してやりたいと考えたりします。しかし一方で、自由に生きているダメな彼がどこかうらやましいとも思ってしまうようです。
デキる女性の「影」が、ダメ男性なのかもしれません。
光がなければ影は現れないし、影がなければ光もないというように、実は表裏一体。女性がダメな男性を一方的に助けていると見えますが、女性側も男性のダメさに救われているのです。
自己評価がなぜか低い
周りからは「かわいい」「素敵」と言われるような女性でも、なぜか自己評価が低い人がいます。また、こうしたタイプもダメ男性に翻弄されてしまう一人。
ダメな男性を求めてしまうのは、「自分はダメな人間」と思い込んでいるせいです。
自己評価が低い理由は人それぞれでしょうが、幼少期にダメ出しばかりされていたとか、あまり褒められた経験がない、といった女性が自分で自分を卑下することが多いといえます。
特に、「私って、ドMかも」と思っている女性は、要注意かもしれません。
さいごに
ダメな男性とのお付き合いは、どれだけ反省しても何故か繰り返されます。それは、交際の基準が「元カレ」になっているため。
ダメな男性を渡り歩く女性は、「元カレよりはマシかも」と期待を抱いて、やっぱりダメ男と付き合ってしまうのです。
「今彼は元カレよりマシ」という思考自体が負の連鎖を作り出している元で、第三者からすれば、「元カレよしマシと思っている時点で、もうダメ!」なのです。
また、「この人、私がいないとダメだから……」と尽くすこと自体に依存しているなら、いつまで経ってもダメ男性を渡り歩くことからは抜け出せません。
「尽くす=甘やかす」ということもあるんですよ。
恋はやっぱり、幸せになるためにするもの。恋人がいるがために、どんどん自分が不幸になっていく……という状況からは、できるだけ早くに脱出しましょう!
(蒼海水月/ライター)
Photo by. Дмитрий Драпей
■彼氏をダメ男にする女性のNG行動 |ラブホスタッフの上野さん