DV(家庭内暴力)やデートDV(付き合っている相手からの暴力)は、けっしてめずらしいことではありません。
離婚に関する司法統計(※1)によると、離婚の原因は一位が性格の不一致、二位が家庭内暴力だといいます。
DV被害にあってしまったら、どうやって逃げればいいのでしょうか?
今回はDV被害対策についてご紹介します。
※1 離婚に関する司法統計
http://www1.mhlw.go.jp/toukei/rikon_8/repo12.html
デートDVから逃げるために女性ができること1 まずはDVを認める
DV被害を受けている場合、まずは被害を認める必要があります。
DV加害者によくある行動パターンとして、「暴力をふるったあとに優しくなる」などが挙げられます。
そのため
「ちょっと怒っただけで、もうしないだろう」
「何度も暴力をふるわれているけれど、今度こそ心を入れかえてくれるかもしれない」
と、彼が変わってくれることを期待して、DV被害から目を背けてしまう女性は少なくありません。
DVから逃れる第一歩は、
「自分は暴力をふるわれている。この関係が変わることはない」
と認めることです。
実はこれが一番難しいことなのですが、DV被害に自分で気づく、周りにDVを指摘してもらったときは素直に受け止める、ということが大切。
デートDVから逃げるために女性ができること2 警察に被害届を出す
警察署の生活安全課には、DVを専門にした職員がいて、相談にのってくれます。
まずは、警察に被害届を出し、DV加害者から距離をとりましょう。
一緒に住んでいるなど、離れることが難しい場合は、実家に避難するか、警察に相談し、避難シェルターなどを紹介してもらいましょう。
デートDVから逃げるために女性ができること3 裁判所に訴える
「逃げてもまた、追いかけてこられるのでは」
という不安がある場合は、裁判所に訴えましょう。
裁判所がDV被害を認識した場合、彼に「接近禁止命令」を出してもらうことができます。
接近禁止命令が出されると、物理的に接触することに加え、電話やメールなども禁止されます。
この命令を破ると、100万円以下の罰金または一年以内の懲役に課されるため、DVの抑止力として高い効果が期待できます。
さいごに。DV・デートDV被害にあってしまったら、第三者を頼ろう
今回は、DV・デートDV被害にあってしまった場合の対策についてご紹介してきました。
大切なことは、まずは被害を認め、周囲に助けを求めることです。
最初から警察に相談するのはハードルが高いという方は、以下の相談先に連絡するというのも一案です。
・彼氏からのDV被害にあっている場合
デートDVの相談窓口 デートDV110番
・配偶者からのDV被害にあっている場合
内閣府 配偶者暴力支援センター
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/01.html
一人で悩んでいては、
「もしかして私が悪いのかもしれない」
「彼がいなくなってしまったら、私が困る」
など、正常な判断ができなくなってしまうことが多いのです
彼が変わることを待っていても、事態は好転しません。
彼氏や配偶者から暴力をふるわれているという方は、DV被害にあっているという事実を認め、家族や相談機関・警察署など第三者を頼りましょう。
今来 今/ライター
公開日:2018年6月29日
更新日:2018年10月18日
■なぜかダメ男を好きになってしまう……不幸な恋をしがちな女性の特徴3つ
■恋愛占い|あなたがダメな男を引き寄せてしまう原因
■注意!モラハラ男性の特徴と心理