「また彼氏がダメ人間だった…私って本当に男運がない」とため息をついているそこあなた!いつもダメ男と付き合ってしまうのは、本当に男運がないからですか?
もしかしたら、あなた自身が一般男性をダメ男に作り変えてしまっているだけかもしれませんよ。今回は、心理カウンセラーの資格を持つ筆者が、ダメ男が出来上がってしまう原因を心理学的観点から紹介いたします。
人はそもそも楽をしたい生き物
「このダイエットは私には合わないんだ!きっと自分に合った他の方法があるはず!」とダイエットが辛すぎるため、都合の良い言い訳して断念した経験がある人は少なくないでしょう。
人は辛いことや面倒なことはできるだけ避けて、楽をしようと考える傾向があり、これはダメ男が出来る過程でもよく見られます。彼氏に気に入られたいために、身の回りのケアをいつも完璧にこなしてしまうと、自立心のある男性でも「俺は何もしなくていいや」と怠惰な性格に変貌してしまうのです。
彼氏をダメ人間にしないために、尽くし過ぎは要注意なので気をつけましょう。
断らないから要求レベルが上がる
物騒な話ですが、DVがエスカレートする原因は「やられっぱなしになってしまい、言い返さない・やりかえさない」ことが主要因に挙げられます。
人は1つのことが受け入れられると、どんどん要求のレベルが釣り上がっていきます。DVのケースで言うなら「昨日はビンタしたから、今日は足を蹴る」というように、歯止めが効かなくなり泥沼化してしまうことは珍しくないです。
「昔はこんな人じゃなかったのに」と傍若無人な振る舞いを彼氏がするようになったのは、彼氏の要求に「NO」を突きつけず従順に言うことを聞き続けた結果の可能性が考えられます。「なんでも許してくれるわけではない」と思わせることが、彼氏をダメ人間のステップに進むことを止めてくれるでしょう。
男尊女卑的な部分が目覚めてしまう
男女平等が叫ばれるようになって久しいですが、それでも「男性は働き、女性は家庭に入る」という考えを持っている人は多くいます。もし彼氏がそのような古い考え方をしていなくても、周囲の人から「俺の彼女は家事を全部してくれるよ」といった話を聞かされてしまうと、「なんで俺は家事をしなきゃいけないんだ…彼女がやれよ」という気持ちになってしまうことも…。
その結果、表面的には男女平等の重要性をわかっていても、心のどこかで男尊女卑的な感覚を目覚めてしまい、「俺は男なんだから言うことを聞け」というダメ男の思考回路が構築される恐れがあります。「私達には私達の距離感がある」ということを常に話し合って、周囲に流されない柔軟かつ強固な関係性を気づいていくようにしましょう。
まとめ
よく女性は“男運”という言葉を使います。実際、出会いは運の要素が高いので、多少は自分の運の無さを呪ってしまうのも仕方ないです。
しかし、毎回ダメ男と付き合ってしまうのは運が無いのではなく、そういう男性を好きになってしまう、ダメ男に変貌させてしまう自分自身に問題があることが多いです。男運という便利な言葉に逃げず、自分自身と向き合うようにしましょう。
(高萩陽平/ライター)
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