皆さん、今年の夏は浴衣を着てますか?
浴衣って可愛いですし、着れば気分が上がりますし、割増しで女性の可愛さを引き立たせてくれますよね。
ただ、浴衣を着ない派の女性からしてみれば、男性が浴衣姿の女性に鼻の下を伸ばすのが不思議なのでは?
そこで今回は、浴衣を着ない派の女性も浴衣を着たくなる、男性が女性の浴衣姿に魅力を感じるポイントを、男性目線でご紹介致します。
コスプレとは違う! 女性の浴衣は民族衣装という魅力がある
浴衣の魅力を単に“コスプレ”と言う人もいますが、正確には女性の浴衣はコスプレとは違う感覚であり、民族衣装としての魅力があるのです。
民族衣装と言えば、中国のチャイナドレスや韓国の韓服などは馴染み深く、テレビなどでも見る機会が多いのではないでしょうか。
また、南アジアや中東の民族衣装も目にする機会が多いですし、ヨーロッパ系の民族衣装などは、どこからともなくヨーデルが聞こえてきそうな雰囲気が漂っていますよね。
民族衣装としての魅力もありますが、日本の着物や浴衣の場合は、ちゃんと着こなせば背筋も自然と伸び、凛とした女性の美しさが引き立つのです。
品格さえ漂わせてくれる女性の浴衣は、特に大人の女性なら、ピシッと着こなしたいものですね。
浴衣は……見せない! 見えない! 奥ゆかしい女性の品性が引き立つ
古臭いことを言いますが、日本人の古い感覚では、肌を見せる女性は品がないとされてきました。
その感覚はよもや現代人には全くないのかもしれませんが、女性の浴衣姿は品性が引き立ち、それが魅力となるのではないでしょうか。
例えば、いつも元気にはじけている印象の女性が浴衣を正統に着こなせば、それだけでかなりのギャップが生まれますよね。
それは、浴衣や着物の持つイメージが現代の女性の日常からはかけ離れているからで、浴衣姿の女性に男性が魅力を感じるのも、昔からある「女性らしさ」や「品性」を感じるためでしょう。
浴衣は当たり前ではない! 夏しか見られない付加価値がある
着物を普段から来ている女性もいると思いますが、浴衣は夏限定の衣服ですよね。
夏にしか見ることができない浴衣には、“限定”という付加価値が付いているのが、魅力の一つではないでしょうか。
また、本来は着物と浴衣は別物ですが、一般的な感覚から言えば同一視することもあり、着物や浴衣を着る人は少なく、着ることが当たり前ではないからこそ、女性の浴衣姿には付加価値が付き、魅力が増すのかもしれません。
これが、誰しもが着物を着ていて、夏にはみんなが絶対に浴衣を着ていたら、男性はここまで浴衣に魅力を感じないでしょう。
当たり前じゃないからこそ、そこに魅力が生まれる……。
これこそが、女性の浴衣の最大の魅力なのかもしれませんね。
クルクル回して「あ~れ~!」ってしたくなる
男の長年の夢である、帯を回して「あ~れ~!」をしたいという願望が、浴衣の魅力を引き立たせてくれている!? かもしれませんね。(時代劇をあまり見慣れていない20代女子、ついてきていますか? 悪代官が姫の帯の端をつかんでグイッと引っ張る。すると、姫の体がクルクルと回り、帯が解けて、着物が脱げていく……という、時代劇にはよく見かけたシーンのことです)
実際は、浴衣ではなく帯の長い着物ですし、クルクル回してもドラマやアニメのようには回らないのですが、多くの男性が一度はやりたいと憧れるシチュエーションですので、着物と似た浴衣を見れば、それがチラッと脳裏によぎるのかもしれません。
まとめ
女性のみなさんは、男性が東京の渋谷や六本木を闊歩するような、露出が高くてガンガン攻めている感じの女性が好きと思っているかもしれませんが、魂のどこか……DNAに刻み込まれた日本人としての血が、女性の浴衣姿に魅力を感じるのですよ。
夏に浴衣を着たことがない女性は、是非この機会に、浴衣にチャレンジしてみては?
(瀬戸 樹/ライター)
Photo by. Guillaume Buret