こんにちは。沙木貴咲です。失恋した後、どうしても元彼を忘れられず、新しい出会いを求めても「元彼と比べてしまって、好きな人ができない」という場合があります。
けれど元彼が結婚したとか、転勤や引っ越しで再会が難しいなど、復縁の可能性は低く「忘れる」という選択肢しかない時、心はとてもつらくなるはず。
元彼が忘れられない。でも復縁はムリ……という時、自分の心をどう整理するのが良いのでしょうか?
「ひょっとして復縁できる?」という期待を捨てる
元彼が結婚したなら特に、復縁の可能性はほぼゼロだといえます。冷静に考えればもう付き合えないとわかっている場合、「万が一の可能性」は捨ててしまいましょう。
復縁できそうにもない元彼を追いかけても、未練だけが大きく膨らみ、不幸せ感が募るだけです。それよりは、心を整理して新しい彼氏を見つけた方が、早く幸せになれるはず。
恋の幸せは、愛する人とお付き合いしてこそ実感できるもの。終わった恋にこだわってしまうのは、自ら幸福を遠ざけるようなものと思った方が良いかもしれません。
一人で忘れようとしない
元彼と別れてどれだけの時間が経っているかにもよりますが……数カ月~1年ほど引きずっているのなら、一人きりでは元彼を忘れられないと思ってください。
そして、失恋を克服するうえでもっとも大事な「とことん悲しみに浸り、昇華させる」という作業ができていないといえます。
気晴らしに一人で映画を観たり、お酒を飲んだりしても、本当の意味で失恋の悲しみは癒えていないはず。気心の知れた友人に付き合ってもらい、自分がいかに悲しいか、悔しいかを全部吐き出してしまいましょう。
悲しみに暮れるのはとてもつらいことですが、それをとことんしないと、元彼は忘れられません。彼への恋心は“成仏”してくれないんです。
「なぜ別れたのか?」を冷静に直視する
元彼を忘れられない人は、元彼の魅力や楽しい思い出だけを見ています。別れてしまったのですから、元彼にも何か欠点があったり、彼女だったあなたを受け入れてくれない部分があったりしたはず。
またそれを凝視することで、未練がすーっと消えていくケースは多いでしょう。「アレ、彼ってそんなにも素敵じゃなかったのかも」と、急にイメージが変わる場合だってあるのです。
あるいは、「あの別れは妥当だった」と気分がスッキリしてくるとか。
見て見ぬふりをしがちな別れの原因を見つめ直し、元彼と離れたことを受け入れるようにしましょう。
本当に忘れられないのは「元彼」じゃない可能性も
元彼とのお付き合いで、とてもドラマチックな場面があったとか、元彼がロマンチストで映画のようなサプライズをしてくれたという場合、忘れられないのは「印象的だった一場面」かもしれません。
つまり、忘れられないのは元彼そのものではなく、「あのシーン」なのです。
これは、「あの感動をもう一度味わいたい」という意識から終わった恋に執着しているので、ドラマチックな恋を再演するのは元彼じゃなくてもいいと考えてみてください。新しい彼氏と同じような恋愛ができれば、復縁する必要もありません。
さいごに
過去の恋に引きずられてしまう時は、何に未練を持っているのか、失恋の悲しみは昇華しているのかどうかをまず確認します。
その後で、覚悟してとことん悲しみ、元彼との別れを納得して受け入れるようにしましょう。
気楽にできる作業ではないので、一人で抱え込まず、ごく親しい友人にサポートしてもらうことが大事ですよ。
(沙木貴咲/ライター)
photo.by boyan.penchev
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