元恋人(後に復縁する異性)をこき下ろしていたかと思えば、数週間後には「やっぱり私にはあの人しかいないの」と復縁する人たちが一定数いますが、そのカップルはどういう心理をしているのか気になりますよね。
そこで、心理カウンセラーの資格を持つ筆者が復縁を繰り返すカップルの心理を紹介します。
“交際”を軽く見ている
日本では、何回かデートした後に告白という“締結(ていけつ)”をして、初めて恋人関係になるのが一般的です。
ですが、復縁を繰り返すカップルは“交際”を軽く考えているため、「別れること」「付き合うこと」が簡単にできてしまうのです。
ただ、そういう人を「軽い人」と揶揄(やゆ)してはいけません。むしろ交際をにおおらかに捉えているほうが、チャンスを逃しにくいため、恋人がいないことに悩むことは少なくなります。
とにかく感情的
冷静に話し合えば解決する些細なことも冷静に話し合うことができず、つい「もう別れる!」「こんな人とは一緒にいられない」と感情的に別れを切り出してしまうケースも復縁を繰り返すカップルには珍しくないです。
こういう心理のカップルは、別れて数日~数週間経って「あの時は言い過ぎた」という後悔が生まれ、謝罪したり連絡したりしてフワっと復縁します。
ですので、日ごろから感情的な言動が多い人が、「別れた」と言っても特に重く受け止める必要はないでしょう。
「どうせ自分のもとに戻ってくる」と自信がある
「もうやっていけない!」と言われても、「どうせこの人は自分のもとに戻ってくる」と自信があるため、スパッと別れるカップルもいます。ある意味、お互いのことをよく理解している理想的なカップルと言えるかもしれません。
ただ、「別れても復縁する」という成功体験を何度も繰り返しているため、「別れる」と言われることに危機感を覚えなくなり、気付いたらほかの異性に取られてしまうこともあります。
信頼することは大切ですが、人の心理は常に流動的であることを忘れてはいけません。
人と深い付き合いになるのが怖い
「相手のことが嫌いになったから」という理由から別れを口にするのではなく、自分の領域に今以上に入ってこられることを怖がっている可能性もあります。
また、“結婚すること”にとても重圧を覚えており、その恐怖から一時的に逃れるために、別れてストレスを緩和する人もいます。
ただ、こういう理由で別れるカップルはお互いに居心地良さを感じているため、別れてもすぐに復縁しがちです。
まとめ
“別れる”はネガティブに思えますが、一度別れることで相手の重要性を再確認することができます。
「またくっついたり離れたりを繰り返してる…」と冷ややかな視線を送るのではなく、別れるこのメリットも知っておきましょう。
(高萩陽平/ライター)
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