上司に性的な意味で手を出されたとき、その上司の立場が上であるほど、文句を言いにくいですよね。
これが俗に言う「セクシャルハラスメント」(セクハラ)ですね。
しかし、上司に抵抗しにくいからといって、我慢してしまうと余計酷い目に遭うこともあります。これがセクハラの恐ろしいところです……。
もし、自分の夫が職場でセクハラをしていたら、あなたはどうしますか?
今回は、ゲーム感覚で部下に手を出しまくる役職持ち夫のエピソードを紹介します。
1.社内恋愛で出会ったエリート卒夫
わたしの名前はアイコ。地元でも名の知れた企業に就職し、上司のシンゴと社内恋愛の末、結婚しました。
シンゴは真面目に仕事をこなすタイプで、出身大学も有名な国立大学で、絵に書いたようなエリートコースを歩んでいました。
社内同期や部下の女の子たちも、シンゴの部署の男性たちと結婚したがる子は多かったのです。
シンゴと結婚する、と社内で報告したときは、みんなに羨ましがられたものです。
2.どんどん昇進していく夫
結婚してからも、夫は順調に出世コースを歩んでいきました。
わたしも、妊娠と出産で育休と産休を繰り返しながら仕事を続け、バリバリ働く夫の姿を社内で見守り続けていきました。
そして夫はついに役職が付き、会社の役員となりました。
役職が付いてからというものの、真面目だったシンゴは社内での態度がどんどん横柄になっていってしまったのです……。
部下が失敗をすると大声で怒鳴ったり、納期の厳しいタスクをいくつも投げたり……。
妻としても目に余る行動ばかりでしたが、わたしも含め今まで真面目に会社に貢献してきた姿を知っていたので、文句を言える人はいませんでした。
3.社内でよからぬウワサ……
そんな折、ついにあってはならぬウワサがわたしの耳に入ってきました。
夫が、部下の女の子たちにセクハラまがいの行動しているというのです……。
新人歓迎会で、新卒で入ってきた女の子を堂々と口説き、2人きりになって居酒屋のトイレの前でイチャイチャしてきたとか。
そしてそれを目撃した居酒屋の店員さんが、歓迎会の幹事に「迷惑だから注意して欲しい」と言ってきたそうです。
わたしは子供がいたため不参加でしたが、その話が本当だとしたら立派な不貞行為です。
わたしは夫を問いつめたかったのですが、最近の夫の態度からして「文句があるなら離婚だ」と言われかねないため、とりあえず見過ごすことにしました。
「きっとみんな酔ってたし、たまたまよね……」
しかし、その後夫の部下へのちょっかいはエスカレートしていく一方だったのです。
役職がついてから豹変した夫
社会人として、役職につくことはステータスとなりますが、その地位に甘んじてしてはいけないことまでするのはNGですよね。
上司であるシンジのエスカレートしていくセクハラ行為に、アイコはどう対処していくのでしょうか?
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は12月12日(日)22:30に公開予定!お楽しみに!
(mashu/ライター)
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