「恋と結婚は別物」そんな言葉を、誰もが一度は耳にしたことがあるかもしれません。ドキドキと胸が高鳴る恋人と、共に人生を歩んでいく覚悟と信頼を寄せる結婚相手。前者は刺激で、後者は安心。それぞれに求める要素はまったく異なります。
「彼にはドキドキするけれど、女遊びが心配で結婚向きではない気がする。」
「一緒にいて安心できるし将来性も感じるけれど、全然ドキドキしない。」
本当に、この人を人生のパートナーとして選んでいいの!?そんなふうに恋愛と結婚の間で心揺れる女性は少なくありません。
あちらを立てればこちらが立たず……結局妥協するしかない。そう思う方も多いでしょう。しかし「ドキドキも安心も両方欲しい!」という本音に気付いた女性たちが、驚くべき新たなパートナーシップの形を築いているのをご存知でしょうか。
今回は「新時代型パートナーシップ」を築いた、妻としてもオンナとしても人生を謳歌している女性の実話を紹介していきます。
1.A子さんの場合
A子さんは、夫との生活にストレスを感じていました。2人の子供に恵まれたものの、夫からは「母」として扱われており、「オンナ」としては大切にされていないように感じていたそうです。
そのイライラに疲れたA子さんは、あるとき自分の本音と向き合ってみることにしました。なぜ、こんなにも夫に腹が立つのだろうか?「本当は、もっと男性からちやほやされたい」という答えになったそうです。
望み通りになっていない現状が腹立たしく、夫に八つ当たりしていただけだと気づき、「本当は、男性にドキドキしたい」と望んでいることも気づきました。しかし家族としての意識が強い夫に、それを望むのは難しそうだと感じたのです。
そこでA子さんは、夫に素直に本音をぶつけることにしました。
「私、あなたとは別に彼氏を作りたい。幸せでいるためにはもっとドキドキが必要なの。」
それを聞いた夫は、最初は戸惑ったそうです。しかし妻に苦しい思いをさせていた自分を反省し、「A子がそれで幸せなら」と願いを承諾してくれたとのこと。
以降A子さんは、夫以外の男性とデートに出かけるようになりました。子供を旦那に預け、男性と海外旅行に行ったことあります。特定の彼は作っていないものの、男性との甘い恋の時間を定期的に過ごすようになり、A子のストレスはまるで嘘のように消えていきました。
そのおかげで家庭でも穏やかな心持ちでいられ、夫や子供たちをますます深く愛せるようになったのだそうです。
2.B美さんの場合
B美さんは結婚する前から、「別の異性と遊んでもいい」というルールをお互い納得の上で決めていました。
・たくさんの人と関わりを持つほうが人生を豊かにできる
・一番愛しているのはあなただけれど、ときには別の異性と関わりを持ちたいときもある
・欲求を我慢するほうが不健全である
・他の異性を見るからこそ、よりお互いの良さにも気づける
という点で、B美さんもその夫も意見が合致していたそうです。
こうした夫婦のルールがあるため、彼らはパートナー以外にも異性と関係を持つことがあります。ときには恋に破れ、落ち込むこともあるそうです。
しかし傍から見ているとB美さん夫婦の絆は、とても深く感じられます。お互いの望む生き方を尊重する――それが「愛」であるという考えや、相手のことを一番愛していることは変わりないという信頼を、これほどまでに深く理解し合える相手は他にいないと考えているからなのでしょう。
そんなB美さんは、夫からも愛され幸せいっぱいに毎日を過ごしています。
おわりに
A子さんもB美さんも「結婚相手以外とも恋をしたい」という望みを素直に夫に伝えました。そして、今までになかった新たなパートナーシップを現実のものにしたんです。
これは「自分が幸せであることが、いちばん大切である」という考え方が主流になりつつある昨今の流れにマッチした、まさに“新時代型パートナーシップ”と言えるでしょう。
今回ご紹介した彼女たちは、今もとてもキレイで若々しく、バリバリ仕事をしています。精神的な安定は、その他のことにも好影響を与えるようです。
彼や夫にときめかなくなってしまい不満が溜まっている方に、ぜひこの「新時代型パートナーシップ」の存在を知っていただき、これからの生き方を考えるきっかけにしていただけたらと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。あなたが望むパートナーシップが現実となり、幸せな日々を過ごせますように…心からの祈りと感謝を込めて。
(富川めぐみ/ライター)
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