皆さんは「運命の人」の存在を信じますか?
映画でも小説でも歌でも、恋を語る時によく出てくるフレーズが「運命の人」。
古くは中国・北宋(ほくそう)時代の赤い糸伝説、近年では前前前世とか、何やら諸説ありますが、自分の人生に多大な影響を与える特別な人物の存在が目に見えない力で定められていて、人生のしかるべき瞬間に出会う……というのは、何となく実感としてあるのではないでしょうか。
今回は、運命の人の見分け方についてまとめましたので、ご紹介させて頂きます!
運命の人とは
スピリチュアルの世界では運命の人を「ソウルメイト」と呼んだりもしますが、この言葉も既になじみ深いものとなっていますね。
いずれにしても、共通の目標や使命を果たすべく魂を磨き合い、一緒に輪廻転生を繰り返していく相棒のような存在です。
そして、この運命の人は一人に一人ずつではなく、何人もいるようです。
結婚相手に限らず、親子や兄弟として、また親友や仕事仲間として出会う事も。
その中に、半生をともにしながら一対一の濃密な愛を学ぶために出会うべき人がいるのでしょう。
愛に対する構え方が多様化する昨今ですから、最終的な関係性が結婚とは限りませんが……。
その人の人生において重要な人物に、偶然という人智(じんち)の及ばぬ力によって引き合わされるのが運命の出会いなのではないかな、と思います。
運命の人の見分け方
さて、その運命の人に出会ったところで「気付かなければ意味ないじゃん……」と思いますよね?
ですが、中には運命の人に出会って「ビビビッと来た」というように、感覚でわかるという方もいるそうです。
他にも
- 「初対面なのに懐かしい人に会ったような気がした」
- 「偶然会う事がやたらと多かった」
- 「最初から一緒にいてすごく楽だと思えた」
- 「出会いから交際、そして結婚までの流れがとてもスムーズ」
- 「趣味や価値観に共通点が多く他人とは思えない」
などなど、何かしら琴線(きんせん)に触れるような直感があるようです。
また、何となく付き合っているうちに「この人と出会えたのはやっぱり運命なのでは?」とじわじわ後からくるパターンもあるようですよ。
筆者の知人もお見合いで結婚し、「結婚当初はあまり考えなかったけれど、年を重ねるごとに夫の事を好きになる。運命の人に出会えてよかった」と言っていましたから……。
占いで運命の人が分かるって本当?
そんな運命の人にいつ出会えるのか、その人はどんな人物なのか、二人はどんな関係を結んでいくのか……それも気になりますよね。
そのヒントを与えてくれるのが、占いだと言えるでしょう。
生年月日や名前などからあなたの基本的な性格、人生の転機や浮き沈みを読み取る術ですから、当然運命の人に出会える時期やお相手の傾向なんかもあぶり出すこともできるわけです。
あくまでもヒントではありますが、「そろそろ結婚を」とか「人生を変えたい」などと思ったら、それは転機のまえぶれである事は間違いないでしょう。
運命の人がどこにいていつ会えるのか、調べてみる価値は十分にありますよ。事前にある程度の情報をつかんでいれば、あなたのアンテナの精度もぐんと上がりますからね!
何より、いい運気の時に行動を起こせばすんなりと物事が運んでいくわけですから、使わない手はないというものです。
運命の人を見分ける占い
さて、一口に占いと言ってもいろいろとありますね。
「どの占術ならいいのか」というわけではなく、これも運命の人との出会いと同じく直感が大切になります。
「何となく足が向いた」とか「この占い師さんに見てもらいたい!」と思えたら、それもまた運命の導き。
それでは、運命の人と出会うためのヒントを教えてくれる占術をご紹介します。
占星術
あなたの生年月日と生まれた時間を元に導き出してくれる星占い。
どれも長い歴史を持ち、多くの人に信頼されています。
その人が生まれ落ちた日に巡っていた星の位置と、現在や未来に巡ってくる星との関係から、一人ひとりの人生のバイオリズムや持って生まれた使命、乗り越えるべき試練などを導き出してくれます。
それを元に、運命の人と出会えそうな時期やお相手の特徴が分かるのだそう。
いわゆる12星座の「西洋占星術」、中国伝統の「四柱推命」や「紫微斗数」、「算命学」。
インドを発祥とする「インド占星術」や、それを元にして発展した「宿曜占星術」。
また、日本では暦でなじみの深い「九星気学」もこれに当たります。
数秘術
生年月日を使用する点では占星術と同じですが、こちらは星のめぐりではなく「数字」に秘められたメッセージを読み取るもの。
古代ギリシャの数学者、ピタゴラスが体系としてまとめたと言われています。
誕生日の数字の合計を元に割り出した「ライフパスナンバー」、氏名をローマ字表記にし、そこに数字を割り当てて導く「デスティニーナンバー」などから性格や言動の特徴を読み取ったり、現在や未来の年月日の数字から運気の流れを見たり。
もちろん、相性がぴったりな「これぞ運命の人!」と言える人物の性格や外見などの特徴も分かりますよ。
易
易占いは中国発祥の卜占(ぼくせん)で、筮竹(ぜいちく)という50本の棒を使って占うアレです。
偶然引き当てた6本の棒の組み合わせによって、人生の転機や物事の吉凶、相性までズバッと答えてくれる頼もしい占いです。
質問の内容がはっきりしているほど、核心をついた答えが出ます。
「運命の人はどんな人?」と問えばその人となりが、「出会いはいつ?」という質問にもちゃんと答えてくれます。
それから、今のパートナーが運命の人なのか見極めたい時や、結婚しても大丈夫かどうか知りたいなどにも最適です。
白黒はっきりした答えが出るのでちょっと怖いけれど、試してみる価値はあると思いますよ!
タロットカード、ルーン
タロットカードも易と同様にメジャーな卜占ですね。主に22枚、もしくは78枚のカードを使い、偶然引き当てた複数のカードの組み合わせから答えを読み解いていきます。
歴史は意外と浅く、15世紀くらいから占いとして成り立っていたとの事。
ルーン占いは、ルーン文字(古代ゲルマンのアルファベットのようなもの)が描かれた24個の石や小枝を使い、タロットカード同様に占います。
こちらの歴史はかなり古く、紀元後100年頃のローマの書物にルーン占いの記述があるのだとか。
ルーン文字一つひとつに意味が割り当てられており、基本的にワンオラクル(偶然引き当てた一つの文字)で占います。
易がズバッと吉凶を出してくるのに対し、タロットやルーンはもう少しマイルドなイメージで伝えてくれるように思います。
姓名判断
生年月日もカードも使わず、氏名に使われている文字の画数で占う姓名判断。
生まれてすぐに授けられた名前は、アイデンティティそのものですからね!
数字を使うという点では数秘術と同様ですが、漢字やかなの画数から見る、日本独特の占いです。
使われている文字(画数)の組み合わせまたは総数で、性格や生き方、適職や隠れた才能など、かなり詳細に読み取れます。
もちろん、運命の人との出会いや結婚の時期、結婚後の生活も! 既にお相手がいるなら、恋愛向きなのか結婚向きなのかの相性も分かりますよ。
結婚後に姓が変われば当然姓名判断上の運勢も変わっていく、という事になりますが、それで運気向上するなら万々歳ですね!
手相、人相
手相も人相も、鑑定方法としては皆さんご存じの通りですね。
手のシワの長さや形状、色などで、その人の性質や持って生まれた運やこれから起こりそうな事を読み取っていきます。
また、手のひらのシワだけでなく、全体的な色やツヤ、ふっくら度合いなども判断材料になります。
人相では顔の造作から、自分ではなかなか分からない隠れた性質や生き方を導き出します。
また、その時々の眼光の覇気や肌の色ツヤ、シワや吹き出物などの位置で、未来のことも占います。
自分ではなかなか気づきにくいものですが、手相も人相も、日々変わっていきます。
どういうわけか、その時の運気の流れがダイレクトに体の変化として表れるらしいんですよ。
ですから、運命の人との出会いが近いかどうかや、結婚のタイミングなんかも分かっちゃうみたいですね。
直感って本当に信用できる?
占いの力も借りつつ自らの直感を信じていれば運命の人との出会いにはすぐに気付けそうな気がするものですが、中には「自分の直感こそアテにならない」とお思いになる人もいるのではないでしょうか?
何を隠そう筆者もその一人。「誰よりも自分が信用できない、特に恋愛では!」なんて。
中でも、「一目ぼれ」というのが一番やっかいなのではないかと思います。確かに出会った瞬間に「うわ、好き!」となりますが、10日もすれば「あれ? なんで?」と不思議なくらい気持ちが引いていき、自分の中で勝手にひっそりとフェードアウトとか。
また、SNSなどで絡んでいるうちに気持ちが盛り上がり、「もしかしたら……」と期待するも、実際顔を合わせてみるとやはり「あれ? なんで?」になる、なんて事もあるかもしれません。
ここで思い出していただきたいのが、必ずしも「ビビビッと来る」ものではないし、ドラマみたいな展開が起こるわけではない、という事です。
そして、運命の人だからと言って出会ってすぐに関係が発展するわけでもありません。
人智の及ばぬ力によってしかるべき時に出会い、お互いにとってベストな瞬間に心が通じ合う。
その後、ようやく運命の人だと気がつくもの、くらいの軽い気持ちでのんびり構えている方がいいのかもしれません。
あまり肩に力を入れすぎると、それこそ人選ミスをしてしまいかねませんからね。
まあ、失敗から学ぶ事もたくさんありますから、それも運命と言えばそれまでですが。
宿命は抗えないものでもありますが、運命はそんな中で自ら作り上げていくものだとも言います。
導かれるようにして何の障害もなくするすると結ばれるばかりが運命なのではなく、この人、と信じた人と苦楽をともにしてご縁を作り上げていくプロセスもまたそれなのかもしれません。
皆様がつつがなく運命の人と出会い、実りある関係を結んでいけますように!
(占い師/WritterPalm45)
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