婚活市場では、女性は男性の年収を重視し、男性は女性の年齢とルックスを重視すると言われています。
高収入男子と結婚したら、自分は働いても働かなくていいし、一生安泰…と思ったら、実は落とし穴があった、というケースは少なくありません。
今回は、高収入男子と結婚した女性の失敗例をご紹介します。
大学時代の先輩が素敵な高収入男子に。運命の再会から即婚約
京子(仮名)は、大学時代のサークルの先輩だった男性と社会人になってから再会し、再会後すぐに婚約・結婚をしました。
彼は経営者として仕事に情熱を注いでおり、とても頼りがいのある男性に見えたといいます。
「仕事熱心だし、学生時代も知ってたから、スピード結婚には何の不安もなかった。サークル時代はあまりしゃべったことが無かったんだけど、同窓会で再会して、一か月後には婚約して…あのときは運命的な再会だと思ってた」
京子は、大学卒業後は、ウエディングプランナーとして働いていましたが、結婚後すぐに退職し、専業主婦として家庭に入りました。
「料理とか掃除が好きだったし、このままずっと専業主婦でいいかなって思ってたんだよね」
「京子ちゃんは目が見えないのかな?」結婚一か月でモラハラ発覚
付き合っていた当初は優しかった彼の態度が変わったのは、退職して一か月ほど経ったある日のことでした。
「洗ったばかりの食器に、泡がついたままだったらしくって、それを見て彼が、京子ちゃんは目が見えないのかな?って言ってきて、それが始まり。それからは、とにかく、私のことを下に見た発言が多くなって…いわゆるモラハラってやつ」
しばらくは彼の態度に耐えていた京子でしたが、次第にわけもなく涙が出てきたり、夫の一挙手一投足に怯えている自分に気が付いたといいます。
彼が高収入じゃなかったらもっと慎重になっていたかも
「正直、学生時代は彼のことそんなにタイプじゃなかったんだけど、私は早く結婚して子供を産みたいっていう気持ちが強かったし、仕事もやめたかったから、夫と再会したとき、ラッキーって思ったんだよね。彼が稼げる男性じゃなかったら、もっと慎重に結婚を考えていたかも。収入に目がくらんだ結果があんな生活だったなんて。もっと彼自身を見るべきだったって今なら分かる」
現在、京子は、離婚調停を行いながら、就職先を探しています。
「結婚にお金が必要なのは事実。でも高収入だから、っていう理由で本質が見えていなかったのはほんとバカだったと思う。一番、大切なのは人柄。次結婚する人は、絶対性格がいい人じゃないとだめ。当分、恋愛はできそうにないけど…」
さいごに
京子の場合は、モラハラを相談できる友人がいたため、すぐに「こんなのおかしい」と気が付いて離婚に踏み切ることができました。
ですが、モラハラ被害者の中には、家庭に入って社会との接点が無くなり、パートナーから洗脳されてしまって、長期にわたりモラハラに耐え続けてしまうケースもあります。
結婚してから「モラハラ男だった」と発覚しても、仕事を辞めて専業主婦になっていた場合は、なかなか離婚できないケースもあると聞きます。
こういった被害を未然に防ぐためにも、結婚相手を選ぶさいには、収入や肩書に惑わされず、その人の本質を見る必要があるでしょう。
今来 今/ライター
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