インターネットを介して出会いをサポートするサービスは昔から、あらゆる詐欺の場として利用されてきました。
昨今流行りのマッチングアプリも例外ではありません。
なかにはビジネス勧誘が目的で近づいてくる人がいます。
今回は実際にビジネス勧誘にあった人に、その見抜き方を聞いてみました。
マルチ商法
マッチングアプリでありがちな、マルチ商法への勧誘が目的の人のプロフィールって、「お金も自由もたっぷりある」とか「◯◯アドバイザー」みたいな「それってどんな仕事をしているの?」みたいな仕事をしてるとかありがちですよね。
でも私が危うくだまされそうになったマルチ商法の勧誘は、きわめて普通の会社員という肩書で純粋に出会いを求めている男性にしか感じませんでした。
少しメッセージのやり取りして大丈夫って思えたので、実際に会いました。
実際に会うと会話のやり取りがなんとなくビジネスライクな雰囲気でしたね。
そこでなんかおかしいなって思ったら、「人生逆転できるビジネスがある」ってなっちゃたんです。
「誰でも欲しがるアイテムを知り合いに紹介するだけ」「いちどセミナーに来てみて」って完全にマルチ商法の勧誘でした。
そこで「興味ない」と答えてわたしは帰りましたね。
マルチ商法を見抜く方法ですか?
まずは先に紹介したプロフィールで、
・自由や金があるアピール
・夢を実現した
・謎の職業
・顔写真がリゾート地で撮影したみたい
以上はだいたいがビジネス勧誘ですね。
セミナーとかサークルに誘ってくる人も100パーでビジネス勧誘だと思って間違いないと思いますよ。
(Iさん・28歳女性)
投資詐欺
私は投資詐欺でひどい目にあった経験があります。
マッチングアプリでとある男性と知り合ったんですが、やり取りしているうちに、
「暗号資産に興味ある?」「自分は投資のおかげで会社員から解放された」なんて話を始めました。
当時は会社員の生活に疲れていて「自由な生き方をしたい」と思っていたので、ついつい興味を持ってしまったんです。
男性がすごく羽振りがよさそうなので憧れてしまった面もあったと思います。
やり取りはマッチングアプリを経由しないで別サイトで行うようになりました。
そして私は進められるままにとある暗号資産に結構な金額を投資したんです。
投資をした直後はやり取りは続いていたんですが、次第に少なくなり、最後には音信不通に……。
見事に投資詐欺にかかってしまいました。
私が被害にあって得た教訓は、
・お金持ち
・不労所得がある
・チャレンジを過剰に美化する
・LINEや別サイトに誘導する
などが投資などのビジネス勧誘だと思います。
とにかくお金が絡む話をする人は信用してはいけませんね
(Sさん・34歳女性)
デート商法
「マッチングアプリで知り合った女性がおすすめする店に行ったらぼったくりバーだった……」という男性の体験談を聞いたことがありましたが、女性の私も似たような経験をするとは思っていませんでした。
マッチングアプリで知り合ったイケメンの男性と「街ブラデート」をすることになったときです。
「知り合いのやっているセンスがいいショップがあるから行こう」と彼が誘ってきました。
彼がイケメンでわたしが浮かれていたのもあって、なにも考えずに付いて行ったんです。
そうしたら、そこの店員さんと彼から服やらアクセサリーやらを矢継ぎ早にすすめられました。
急な展開にパニックになったわたしは欲しくもないジャケットを購入。
ショップに連れて行くのが目的だったんですね。
その後は誘われても会うのは止めました。
・マッチングアプリで知り合った人がすすめる店には行かない
を学びました。
ほぼ確実にお金を使わせるのが目的なはずですよ。
(Mさん・22歳女性)
まとめ
今回はマッチングアプリでビジネス勧誘にあった人が学んだ見抜き方を紹介しました。
出会いをつなぐサービスには必ず詐欺的な勧誘をしてくる人がいます。
詐欺はどんどん巧妙になっていくでしょう。
少なくとも「お金の話をする人は相手にしない」これを徹底するのをおすすめします。
(大船くじら/ライター)
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