友達には幸せな恋愛をしてほしいものです。
ですが、友達から聞かされる恋バナが、ときには痛々しく、心から応援できないこともあります。
幸せそうな友達の顔を見たら「だまされているんじゃ……」とも言えない。
そんなイタイ恋愛とはどういった恋愛か、ご紹介します。
「イタイ恋愛」ケース1 彼氏って言っているけど
千春(仮名・29歳)は、離婚問題を中心に扱っている弁護士事務所で、事務職として働いています。
職場の弁護士と恋に落ち、付き合い始めたのですが、相手は既婚者だといいます。
「仕事柄、離婚は簡単じゃないってわかっているけど、彼は離婚するつもりでいるみたい」
付き合い始めて一年、現在は、週に二日は仕事帰りにデートする間柄だといいます。
「彼氏に対する不満は、結婚しているってことしかない。不倫だっていう自覚はあまりないかも。彼氏の友達にも、彼女って言って紹介してもらったこともあるし」
と幸せそうに語ります。
千春は、既婚者の男性と彼氏彼女の関係だと純粋に感じているようです。
ですがこれ、周りからは
「彼氏っていうか不倫相手でしょ?」
「結婚しているのに、不倫相手を友達に紹介する男ってヤバい」
とさんざんな評判です。
「イタイ恋愛」ケース2 それって付き合っているっていうの?
英子(仮名・33歳)は、絵画スクールで絵を教えているアート好きの女性で、現在1歳になる子どもをひとりで育てています。
子どもの父親とは、絵画スクールの先生と生徒という関係で出会い、
「子どもが欲しい。結婚しなくていいし養育費もいらない」
と頼んで子作りに協力してもらったため、子どもが生まれてからは連絡を取り合っていません。
現在は絵画スクールで出会った、ひと周り年下の男性と付き合っていると言いますが、周りからみるとそれは「お付き合い」とは言い難いものでした。
フリーターの彼とのデート費用は、いつも英子が負担。画材を買うための費用も、お小遣いとして渡しているといいます。
「私が年上だから、これくらい当たり前」
と本人は言いますが、英子の友達は、
「もっといい人がいるはずなのに。金づる扱いされているのでは」
と苦々しく見守っています。
さいごに。イタくない恋愛ばかりじゃつまらない
今回は、
「不倫で本気になるイタイ恋愛」「愛情という言葉のもとに、貢ぐイタイ恋愛」
の2パターンの恋愛事例をご紹介しました。
実際に、これらふたつの恋愛をイタイ恋愛として片付けるのは簡単です。
ですが、本人たちはいたって真剣に恋をしているのです。
正しい恋愛だけでなく、イタイ恋愛を経験することで、経験値が上がることもあるでしょう。
周りから祝福されないイタイ恋愛だと感じつつも、やめられない恋愛のほうが本人は楽しめる、というケースも多々あるのです。
本気の恋愛なら、友達や親からなんと言われようとも、やめられないはずです。
「イタイと思われているからやめよう」なんて割り切れてしまう恋愛は、する価値もありません。
イタくてもイタくなくても、本気の恋愛をできた人は、人生の本当の楽しさを知るラッキーな人なのかもしれません。
今来 今/ライター
公開日:2018年7月10日
更新日:2019年6月24日
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