既婚者はご存知かと思いますが、結婚をすればすべてが幸せというわけではありません。
結婚したあとに、さまざまな困難が待ち受けているものです。
夫婦2人、力を合わせてそれらさまざまな困難を乗り越える必要があるわけですが、力を合わせてとは言っても、そもそも夫婦なんて他人同士です。
たまたま仲良くなって、たまたま愛し合って、たまたま結婚しただけの関係で、心の結びつき度合いで言えば、双方にそれまでの人生においてはもっと強かったパートナーがいるってのもありがちな話。
まして結婚すれば、結婚後の人間関係が否応なく広がることとなり、面倒だって増えていきます。
義実家との関わりはその最たるものでしょう。
こじれないように上手く関係を保つのもしんどいってのが実際のところですよね。
そして現に、結婚したものの夫の実家と折り合いが合わないのでしんどく感じる奥さんってのは存在しています。
そこで今回は、この義実家との関係がどうしてこじれるのか。
そのありがちな理由を5つ紹介していきましょう。
目次
第1位:基本的に嫁をライバル視している
まず、母親という存在は息子のことをかなり大事に思っている人が多いので奥さんに対しても基本的に敵視しているというか、ライバル視する傾向があります。
つまり初手から敵対関係にあるということですね。
これは自分の息子がもうアラフォーぐらいで結婚した場合も該当するケースがあり、超面倒です。
息子も息子でちゃんと「お母さん、そういうキモいのやめて」と言えればいいけど、マザコン夫だとそういうことすら言いません。
一方的に敵視される以上こっちが歩み寄っても意味がなく、不毛な対立を延々続けることになり、なかなかしんどい状況に陥るわけです。
第2位:そもそも理由なんてない
そもそも他人同士の結婚ですから、お互いの親族同士なんてもっと他人。
他人に対して初っ端から友好的に接する人ばかりってわけでもありません。
向こうの義実家からすれば「息子が結婚したはいいけど、別に仲良くするつもりもないし」みたいな態度の人たちだっているものです。
そういう場合もやはり、自分から友好的に接しても「あ、そう」ぐらいの冷淡な態度を見せがち。
必然とこちら側も「なんだこいつら?」みたいになっちゃって、別に何が原因ってわけでもないのにお互いギスギスした関係になる場合もあります。
筆者の知人夫婦もそういう感じになっちゃって、義実家とは冷戦状態が続いています。
さすがに孫が出来ると関係性も変わるでしょうけど、今はそのような素振りはありません。
第3位:旦那が亭主関白なら義実家も大体そう
義実家との関係がこじれる原因が、そもそも向こうにあるケースは多いもので、特に自分の夫が亭主関白気味の場合は、その実家もその可能性が高いと言えます。
亭主関白の夫になっちゃう原因は、その父親が亭主関白だったりして、そういった姿を見て育ったから同じモンスターになるってことは田舎では今も結構あるあるです。
これを防ぐには結婚前に相手の実家に訪問したときに、しっかりと両親の振舞いを見ておくことが大事です。
亭主関白の義実家が生んだ亭主関白な夫のわがままに振り回されたくない場合は特に。
第4位:ネグレクト家庭だった場合
先ほど紹介した亭主関白の話と近いのですが、関係が上手く行かない義実家の一例としてネグレクト世帯があります。
この場合も最初から家庭が破綻してしまっているので、あんまり正常な義実家との関係性は期待できません。
お互いに何十年経っても妙に他人行儀のままだったり、たまの夫の帰省について行けば喧嘩に巻き込まれたり、そもそも義実家がゴミ屋敷だったり。
そういうことがままあるので、ネグレクトの世帯で育った人と結婚する場合は、義実家とは極力最低限の付き合いだけしておきましょう。
第5位:将来的な同居に難色を示すと一発
それからこれも義実家あるあるなんですけど、最終的には自分の息子と嫁が暮らす家に引っ越して、介護などの面倒をみてもらいたいと考える人って多いです。
だけど、それをまだ義実家との人間関係も完全にできあがってない状態で息子夫婦に要求するのって流石に違いますよね。
当然反発もされるわけですが、そうすると態度を一変させて「ひどい嫁だ……」みたいなことを言うようになる義実家もあります。
これって説得しても分かってもらえないことが多く、一方的に悪者扱いにされる可能性も。
将来的な同居については選択肢にあるかないかの明言は避けつつ、夫婦生活をしている日々の中で、義実家の人たちの終末期はどうすべきか、旦那さんと若いうちから真剣に話し合うのがいいですね。
さいごに
挙げればキリがないのが義実家とのトラブルなわけですが、ここに挙げた5つは中でも割と遭遇頻度が高いと思われるものです。
いちばんいいのは、義実家と関係が希薄な奥さんになってしまうこと。
結婚当初から夫の家族の行事には参加を見合わせたりする非情さも、早くから執着を解いてもらうためには大事な対処かもしれません。
「あの嫁はほんと、お盆も挨拶に来ないな」って思われるのもそれはそれでめんどくさいけど、それぐらい冷淡な関係であれば、面倒も押し付けられませんし。
実際、筆者の子供の頃からの友人が変わり者の女性と結婚したのですが、友人にも「あなたの実家の集まりに行かないで家に居てね」みたいなことを言いだして彼の実家からは呆れられています。
呆れられるってのは期待もされないし、プレッシャーもないということ。
どうせ他人同士なんですから、変に気に入られてめんどくさいことになるぐらいなら、そのほうがマシっちゃマシですね。
(松本ミゾレ/ライター)
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