古今東西、嫁と姑は仲が悪いと相場が決まっています。
最近は、姉妹のように仲の良い嫁姑もいると聞きますが、やはりレアケースです。
結婚前は優しそうなお姑さんだなと思っていても、結婚後に本性が見てくることは今の時代でも多いのです。
由美子さん(仮名)も、結婚後に姑の恐ろしい本性に気づいた女性のひとりでした。
今回は、由美子さんの体験談をご紹介します。
交際当時から、「由美子ちゃんと結婚したら?」と後押ししてくれていた姑
世の中には、嫁姑問題がたくさんあると聞きますが、私には縁がないと思っていました。
友達から、「お姑さんに結婚を反対されている」なんて話を聞くたびに、私はなんてラッキーなんだろうと思ったものです。
なにせ、姑は、私と夫の交際に大賛成だったからです。
私と夫は、銀行の総合職の同期として知り合いました。
さらに、私の父と彼の父も銀行員であることも判明したり、好きなミュージシャンが同じだったりして、共通点も多いことから、すぐに交際に発展したんです。
交際が3年目に突入したある日、彼は私にプロポーズしてくれました。彼とは一生一緒にいたいと思っていたので、とても嬉しかったです。
驚いたのは、プロポーズを後押ししたのは、義母だったということです。義母は私の出身大学や、家柄なんかを知って、「由美子ちゃんならうちにぴったり」と言っていたようでした。
今から考えたら、大学や家柄だけで結婚相手に推薦するってどうなの? と思えますが、当時は姑に気に入られているという事実が、単純にすごく嬉しかったんです。
上品で優しい義母。同居の提案も快諾!
実際に会った義母は、お花の先生をしているというだけあって華やかで社交的で、優しい雰囲気の女性でした。
当時、夫は義母と同居していました。義父は数年前脳梗塞で他界していたため、夫が結婚して家を出るとなると義母は広い家でひとりきりで住まなければなりません。
義母と夫からさりげなく同居を提案され、少しとまどいましたが、「こんな優しそうなお姑さんなんだもん、大丈夫」と決意して、同居を受け入れました。
私の母と父は同居には反対していましたが、押し切って同居を開始したんです。
同居後、半年で、姑の本性が……
あとから振り返って考えてみると、やっぱり、母と父の助言は正しかったんだと思います。姑の本性に気がつけずに、安易に同居にOKを出してしまったことは、一生の不覚でした。
同居が始まって数ヶ月は、快適に過ごすことができました。共働きで忙しい私たちに変わって、炊事や掃除をしてくれたのは、とてもありがたかったです。
ところが、同居から半年ほど経った頃、私の周りで奇妙なことが起こり始めたのです。
私は生理痛がひどく、生理痛を緩和させるために低容量ピルを飲んでいたのですが、ある日突然、低容量ピルが消えたのです。
(後編に続く)
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は12月19日(日)19:30に公開予定! お楽しみに!
(今来 今/ライター)
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