結婚すると、旦那の母親と接する機会が増えますよね。
最初は親切な義母だと思っても、時間が経って「ちょっと意地悪かも」と感じることもあるでしょう。
旦那の前ではおとなしい姑の正体を暴いたら、まさかの事態に発展しました。リアルな体験エピソードを紹介します。
目次
優しそうな義母だと思った
結婚前に初めて彼氏の母親に会ったというSさん(30歳女性・IT関連)は、初対面では優しそうな人だと感じたそうです。
「初めて義母に出会ったのは、彼と交際してから2年経った頃。真剣に将来を考え始め、お互いの両親に合わせようという流れになったのです。彼の実家に遊びに行った時に、手作り料理をたくさん作って、もてなしてくれました。
私は受け入れられているのだと感じ、その後、結婚はとんとん拍子で進みました。結婚後、特に姑との関係は問題がないように思えたのですが、しばらくして姑の本性が現れたのです。
過去を打ち明ける義母
夫の実家に遊びに行った時のこと、夫がお風呂に入ったタイミングで、姑とふたりきりになりました。お酒を飲んで酔っ払った姑が、突然過去の話を始めたのです。それは義父と出会った時の恋愛話でした。
私は静かに義母の学生時代の話を聞いていました。お酒の勢いもあったのか、義母の秘密を知ってしまったのです。それは夫の血のつながった父親は別にいるということ。
そしてその事実を義父も夫も知らないという話でした。まさかと思ったのですが、義母の話ぶりではそれが事実のように思えたのです。義母だけの秘密を打ち明けた後に、義母はこたつに入ったまま、眠ってしまいました。とんでもない話を聞いたと思いましたよ。
朝になって、義母はその話をしたことを忘れているように、いつも通りの振る舞いをしていました。義母の話は衝撃でしたが、もし義母が私に話したことを忘れているようなら、そのまま知らないふりをする方が幸せなのではないか。そう思い、私の胸の中に秘めることにしました。
些細なことで旦那と喧嘩
夫と些細なことで喧嘩し、口論になった時のことです。どこの夫婦でも言い合いになる生活費の問題。大したことはないのですが、夫に嫌気が差していました。
そのタイミングで義母から電話がありました。何気なく「彼と些細なことで喧嘩になってしまって」と義母に伝えると、「あなた達、そんなことで喧嘩をしているから、なかなか子どももできないんじゃないの?」とチクリ。
妊活を始めたものの、思うようにうまくいかないことを悩んでいたのですが、義母にそう言われるとなおさらつらいものです。
「ひとつ、いいアドバイスがあるんだけど」
その義母からのアドバイスは唖然としてしまうものでした。
義母に相談してみたら、まさかのアドバイス
「子どもができないのは、何かしら原因があると思うの。だから私は他の男性に援助をお願いしたのよ」
義母はさらりとそうアドバイスしたのです。夫と義父には血のつながりがないどころか、他の男性と子供を作るのもありだという提案。私には返す言葉がありませんでした。
「この間もあなたにその話はしたでしょ。ついうっかり口から出てしまったんだけど。子どもができれば、たいていの問題は解決すると思ったのよ」
世の中にはさまざまな考え方がありますが、義母はそういった考え方の人だったようです。気づけば、夫との些細な喧嘩どころではなく、義母に対して複雑な思いを抱いている私がいました。
夫には言えない秘密がまたひとつ増えてしまったのです。
旦那の前ではいい母親だったはずの姑の正体
夫の出生の秘密を知ってしまったSさん(30歳女性・IT関連)は、夫にどう伝えるべきか、かなり悩んだといいます。
義母は義父ではない男性と体の関係を結び、義父とは血のつながりのない子どもを産んだのです。
その事実を旦那も義父も知らず、なぜか嫁であるSさんだけが知ることとなりました。
夫や義父に伝えず、どうすべきか?
専業主婦の義母は、若い頃から性に奔放だったのか、それとも子どもが欲しくて、勇気を奮い立たせた行動なのか。
私はどうするのが正解なのか、思い悩んでいました。友達に相談するにしても重い内容です。他人に広まるリスクを考え、家族や友達に相談するのは控えました。
他人に知られるのは怖かったので、私はひそかに匿名でネットの掲示板に一部始終を投稿したのです。
数時間後、多くの方からアドバイスが寄せられました。結局、誰にも言わずに私の胸の奥に秘めておくのがいちばんということになったのです。
しかしその掲示板に気になる投稿がありました。
「そのよく似た話を暴露している、60〜70歳くらいの女性のブログを知っています」というもの。
気になって、そこに貼られていたURLをクリックすると、そこにはさらに衝撃的な世界が広がっていたのです。
姑の日常生活がとんでもなかった
そこには明らかに姑だと思える女性の、赤裸々なブログと写真が綴られていました。そのブログによると、姑はマッチングアプリを活用して、現在も不特定多数の男性と定期的に体の関係を重ねているのです。
姑はとんでもない人物だったのだと、わかりました。
姑の意地悪が始まる
さらにその頃から姑からの意地悪な発言が増えるようになったのです。
姑の秘密を知っている私は、夫や義父の目につかない場所では、かなり強気な発言をするようになりました。売り言葉に買い言葉で、お互い気遣いもなく、言い合いになることもあったのです。
事態は思わぬ方向で収束を迎える
嫁姑関係はどうしようもないところまで発展し、夫や義父にも相談できないまま、明らかに嫁姑関係は悪化していました。
「誰にも言えないし、どうしよう」
そう思い悩んでいた頃、さらに大きな出来事があったのです。妊活がうまくいかず、悩んでいた私たちのもとに赤ちゃんがやってきたのでした。
妊活が苦しくなって、婦人科に通うのを一時的に辞めていた時に、自然妊娠したようなのです。
いろんなことに悩んでいましたが、気持ちが急に軽くなったように感じました。義母とは違い、私は別の男性と怪しい関係にも発展せずに、正真正銘、夫との子どもを妊娠したのです。
妊娠できて初めて、それまでの義母の苦しみを同情できるようになりました。現在の義母の活動は賛成できませんが、なんとなく姑のことを許してもいいと思えるようになったのです。
待望の孫が生まれるとわかって、義母の気持ちは落ち着いたのか、例のブログはいつの間にか閉鎖に。もしかしたら義母の気持ちは満たされたのかもしれません。
まるで作り話のような本当の話をSさんは小さなお子さんと一緒に、嬉々として話してくれたのです。現在は嫁姑関係は良好なのだと、Sさんは語ってくれました。
(番長みるく/ライター)
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