今のご時世、あまり他人との関与がなくてもとくに問題がないという、気楽な時代ですよね。
「向こう三軒両隣」なんていう言葉も、平成のうちに死語になってしまいましたし、関係ない人と関与するのがストレスだという人には、過ごしやすい時代にはなりました。
他方で、なかなか切り離せないのが親族関係。
親戚付き合い自体を完全になくすのは、まだまだ住んでいる地域によっては難しいところがあります。
せめて関わり合いになる親戚がみんな善人ならいいのですが、必ずしもそうとは限らない……。
ときには厄介ごとを持ち込んでくる親戚や、会話するだけで嫌な気分にさせてくる親戚もいます。
そこで今回は、九州の某地方出身で、実際に迷惑な親戚を何人も知っている筆者が、「こういう傾向のある親戚はめんどくさいから、仲良くしないほうがいいよ」という目安を紹介していきましょう。
今は特に親戚関係のトラブルに見舞われていないという方も、この先そういう事態が待っていないとも限りませんので、是非読んでみてください。
冠婚葬祭に顔出しできない親戚
まず、親戚付き合いと言えば、冠婚葬祭が結構大きなウェイトを占めるのですが、これに参加する親戚の姿勢を見ておくのはトラブル回避のためにとても大事です。
特にお葬式は、露骨に人間性が出るのです。
お通夜や葬儀の真っ最中ではなく、式がある程度ひと段落した頃にやってきて、仕出し料理を食べている面々の中にちゃっかり混ざり、香典も出さないし、手伝いもしない。
そういう困った人がたまにいるのです。
この手の親戚は、一切の面倒ごとが馬鹿らしいと思いつつも、とりあえず寿司とビールは口に入れたいからやってくるみたいなところがあり、割と関係の薄い親族の冠婚葬祭の直後の食事会に出没しがち。
こんな人と仲良くしても何も面白いことはないし、時間の無駄。下手に仲良くしてもいことがないので、ある程度距離をおきましょう。
親戚間で嫌われている親戚
そもそも他の親戚たちから嫌われている、距離を置かれているような親戚もたまにいますが、その理由が分からないからといって仲良くするのも危険です。
周りから距離を置かれているというのは、大体そうなる理由が本人にあるのです。
何年も前に親族連中に金銭的な迷惑を掛けたとか、ものすごくクセのある性格なんていうことも……。
嫌われている理由が分からずとも、嫌われるということは、それなりの根拠があるんだろうと思って警戒すること。これが無駄なリスクを背負わないコツです。
徹底して他人行儀で接するぐらいでいいでしょう。
初見で馴れ馴れしい、高圧的な親戚
これは特に女性が結婚し、旦那の親族と邂逅したときのあるあるです。相手が女性だからと妙に馴れ馴れしかったり、高圧的に接する親戚がたまにいるのです。
前者の場合、びっくりするぐらいストレートにセクハラをしてくることもあります。
後者の場合は、女性を労働力ぐらいにしか思っていないので、相手にすると不愉快になります。
そういう素振りが見えた人からは、自分の身を守るためにも距離を置いて接することが大事です。
地方は都会と違って、まだまだ女性をナチュラルに下に見る価値観が存在しているところもありますし、その流れでセクハラをしてくるひともいます……。
もしも結婚して、旦那の実家の親族連中から嫌な目に遭ったという場合、自分の旦那がどう対応するかはしっかり確認しておきましょう。
日和って何も言わなかったり、ただへらへらしてるだけだったら、先はもうお察しです。
おわりに
以上、筆者が実際に見てきた、親族の中でもとくに嫌われている人たちの特徴をご紹介してきました。
それぞれタイプは違いますが、親族だからといって一緒にいたくはないという点では、共通しているのではないかと思います。
親戚付き合いに関しても、今はだいぶ薄く繋がる線になってきましたが、葬式や法事などで、まだまだ親戚関係を完全には断ち切れないのも実情です。
事実、地方ではいまだに親戚付き合いの密度も濃いままですからね。
関わると自分が損するだけの親戚もいるにはいますから、是非ここで挙げた3点をチェック事項として頭に入れておいてください。
(松本ミゾレ/ライター)
photo by Sandy Millar
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