シングルマザーになって「良かった点、悪かった点」

皆さんはシングルマザーにどんなイメージがありますか?

自由気ままに人生を謳歌している印象でしょうか?　それとも、多忙で貧困に苦しんでいる印象でしょうか?

喜びも苦労も2倍のシングルマザーライフの良い点と悪い点を、妊娠中にシングルマザーになった筆者の目線でお伝えします。

金銭的問題

シングルマザーになると、旦那の収入をあてにすることが出来ないので、1人で家計をやりくりしなければなりません。

しかし、自分の稼ぎを計画的に使えるようになるので、金銭的問題は楽になる場合もあります。

元旦那がお金にルーズで、借金の返済などがあったりた場合は、シングルマザーになり収入が減ったとしても、金銭的問題によるストレスが減り、逆に生活に余裕が出て、貯金も出来るようになったという話も聞きます。

しかし、母子家庭の内情を知らない人からの偏見もあります。

母子家庭は、家賃も保育料もほぼ無料、全てのシングルマザーが母子家庭手当を受給できる思い込んでいる人もいたりします。

なので、シングルマザーは金銭的に余裕があり、あまり働かなくても生活ができると思われてしまい「シングルマザーは遊んで暮らせていいわね。」と誤解されることもあります。

シングルマザーと言っても、皆、それぞれ条件も立場も異なります。
貧困で苦しんでいる人、低所得であっても上手くやりくりをしている人、バリキャリで男性以上に稼いでいる人もいると思いますが、シングルマザーに対する世間の偏見はまだまだ残っています。

世間の偏見

シングルマザーというだけで「男にだらしない」「遊んでいる」などという偏見を持っている人もいます。

男性には軽く見られ、特に、既婚者で不倫などを希望している男性のターゲットになったりすることもあります。理由は、「一度、結婚生活に失敗しているので、結婚を迫られることもなくお付き合いができるだろう」と考えている既婚男性もいるからです。

また、ママ友の間でも、少し派手な服装をしたりすると「男を探している」と勘違いされたりもします。

何故、あなたがシングルマザーになったのか?　深い事情を知らない人からは偏見の目で見られてしまうこともあるのです。

しかし、全ての人にシングルマザーである自分の内情を説明することはできません。常日頃から、誤解されないように気を遣ってしまうところは、不自由に感じます。

意外にも家事の負担が減りました

元旦那が家事に協力的ではなかった場合、洗濯物も増え、掃除をするスペースも2倍です。

そして、逆に掃除や洗濯にこだわりのある元旦那であると、少し家事を怠けるだけでも小言を言われたりと面倒なことも多く、ストレスの原因であったりもします。

シングルマザーとして生活していると、疲れた日は少し家事をサボって次の日に持ち越しても誰も文句は言いません。
精神的にも余裕ができるので、無駄に気疲れをすることもなくなり、忙しくても充実した日々が送れます。

その代わり、家の修復作業や洗車、芝刈りなど男手が必要な時には、自分で頑張らないといけません。

また、旦那がいれば、片方が子供の面倒見て、片方が家事をこなすという分担作業が可能になるので、元旦那が協力的な場合は、家事、育児がスムーズに済みますが、シングルマザーの場合は、1人でこなさなければいけません。

時に子供がぐずり、家事がおろそかになることもあります。

意外と時間が自由に使える

シングルマザーは、自分と子供のスケジュールを合わせるだけで良いので、気軽にショッピングや旅行に出掛けられたりします。

旦那の目を気にすることなく、ママ友と子供ぐるみのホームパーティーをしたりと、社交的になり交友の輪が広がるという良い点もあります。

しかし、仕事が忙しくて、休日に子供と遊ぶ時間すら取れないこともあります。
仕事、家事、育児のバランスを取るのが大変なうえ、頼れる実家などがない場合は、精神的な支えが必要に感じることもあります。

子供が、怪我や病気になった時は、動揺せず1人で対応しなければならないので、肉体的にも精神的にもタフでいなければいけません。

シングルマザーは、良くも悪くも、男らしくなってしまいます。

さいごに

現在、シングルマザーの女性も、これからシングルマザーになろうとしている女性も、シングルマザーだからこそ、苦労することも沢山あると思います。

しかし、どんな状況であっても、幸せは自分の心持ち次第なのです。

シングルマザーとしての、新しい家族の形を選択した自分に自信を持って、仕事、育児、家事に日々の生活を楽しみましょう。

（キタミカ／ライター）

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