こんにちは、婚活FP山本です。
近頃では結婚しても、夫の両親と同居するケースは約1割以下にまで下がっています。
それでも、地方では同居でなくても二世帯、または義実家の近くに子世帯が住む傾向が根強く残っているでしょう。
そんなとき、妻としては義実家と、どのように付き合えばいいのでしょうか?
今回は、そんな夫の実家近くに住む場合の夫親との付き合い方についてお伝えします。
あなたの結婚生活に、お役立てください。
距離感を大切にしつつも頼れる関係性を
まずは結論から。
妻からすれば、義実家は仲よくしたい気持ちがある反面、なるべくなら関わりたくないという、相反する気持ちがあるものです。
ならば、それをそのまま実行して、適度な距離感を大切にしつつ、互いに頼れる関係性を目指すことをおすすめします。
というのも、近頃では結婚しても共働きが一般的ですが、共働きをしながらの「子育て」は極めて困難なことが多く、姑や舅のサポートがどうしても必要になるからです。
……今のあなたはいかがでしょうか?
今は子どもがいないという夫婦でも、「もし子どもが生まれたら……?」という状況を考えることは大切です。
子育ては、子どもが小さいうちは目が離せないこともあり、共働きの夫婦二人だけでは、かなりの困難を感じることがあります。
そういうとき義両親に助けてもらえるよう、ある程度の信頼関係を築いておくことが重要です。
ちなみに、義実家とのお付き合いは一方通行では成立しません。
子育てを助けてもらう代わりに、舅の通院に付き添うとか、姑の買い物に同行する、あるいは、将来的に介護する気持ちをもつといったことが必要になります。
どちらかだけに負担がかかることなく、持ちつ持つたれつ……が最適でしょう。
どうしてもムリなら早期の引っ越しが大切
ただし、友達の友達とは友達になれないことも多いのと同じく、愛する夫の親とはいえ、合わないものは合わないというケースだってあります。
世代が違えば常識も違いますが、姑や舅が親世代の常識をあなたに押し付けてくるかもしれません。
もし、あなたが「受け入れられない」と感じることがあるなら、ムリをしないで夫と話し合い、なるべく早期に引っ越すことが重要です。
今どきは古臭い序列より、鏡のように対等な関係が成立することの方が大切にするべきことです。
義実家が息子の妻を大切にしないなら、あなたも義実家のことを考える必要はありません。
そして同じく、万一夫があなたの苦しみを考えられないなら、あなたも夫のことなど考えなくてかまいません。
もしあなたが新婚なら、そんな発想はできないかもしれませんが、このような思考を心がけておくことが自分を守る盾になるでしょう。
限界まで耐えて、カラダとココロが壊れてからでは遅いのです。
なお、一点だけ注意点を挙げておくと、男性は女性に比べて察する能力が弱いです。
あなたが本音を言わないと、夫はいつまでも妻の苦しみに気づけないかもしれません。
言いにくいでしょうが、つらいときには素直につらいと言いましょう。
義実家に助けられて救われたご夫婦を紹介
私の相談者に、ともに30代前半の寺内さん夫婦(仮名)がいました。
寺内さんは20代後半で結婚し、その後は夫の実家近くに賃貸で住みながら共働きをしているご夫婦です。
そしてこの度、待望の子どもを授かりました。
夫婦は本当にうれしかった様子です。
子どもを授かったことで、ファイナンシャルプランナーの私に教育費を相談にいらっしゃったのですが、その中でふと奥さんが「子育てしながらの共働き」に不安を感じていることがわかりました。
実は奥さんは義実家が苦手で、あまり深い付き合いをしてこなかったとのこと。
また夫も、今まではとくにそれを問題視していませんでした。
ただ、奥さんがフルタイムで仕事を続けるということは、必ず夫婦以外のサポートも必要になります。
私はご夫婦に、義実家と信頼関係を築き、子育て支援を頼める関係になることを提案しました。
そして、義実家との交流を始めた奥さんは、自分が姑や舅を「食わず嫌い」していたとわかったそうです。
交流をもつようにしたところかなり仲よくできて、今では保育園のお迎えなどを義実家に頼んでいるのだとか。
まとめ
二世帯住宅や義実家近くに住む場合は、育児サポートを見越して、距離を取りつつも良好な関係を築いておくことが重要です。
その一方で、どうしてもムリな場合は早期の引っ越しが重要です。
早めに動いて、先々を見据えた環境整備につとめていきましょう。
(婚活FP山本/ライター)
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公開日:2018年3月1日
更新日:2019年12月10日