12月15日はいて座新月、しかも日食です。日食とはドラゴンテイルのそばで起こる新月のことで、通常の新月とは異なります。直後に土星と木星がみずがめ座に移動して「グレート・コンジャンクション」を形成するのもあり、15日は注目ポイントがたくさんあるのです。
12月中旬は怒涛の星めぐり
まず12月中旬の星の動きについて。水星は2日に既にいて座入りしていて、15日の新月は水星とコンジャンクション(重なり合う)します。
そして、16日は金星がいて座に入り、17日と19日は土星と木星がそれぞれみずがめ座に移動。22日は「グレート・コンジャンクション」が時代の移り変わりを報せます。
12/2 水星がいて座に
12/15 いて座満月(皆既日食)
12/16 金星がいて座に
12/17 土星がみずがめ座に
12/19 木星がみずがめ座に
12/22 グレート・コンジャンクション(木星と土星が重なる)
まさに怒涛の星めぐりなのですが、15日の新月のポイントは22日の「グレート・コンジャンクション」を前に最終準備を整えることになります。
3ハウスで水星が寄り添う日食
今回の新月は3ハウスで起こります。ここは水星を守護星とするふたご座のナチュラルハウス。
3ハウスと水星は「コミュニケーション・学び・ごく身近な人間関係」を表すので、これらが相乗効果でかなり際立ってくるでしょう。
新月はそもそも「スタート・新しいことを始めるタイミング」ですから、新しい時代を見据えて自分は誰とどんな繋がりを持つのか考えると良さそうです。
新月が起こるいて座23度は、身近な環境を風通しよく整えることを意味するので、憧れの遠い存在を追いかけるより、リラックスしてスムーズに馴染める友人に目を向けることが大事。当たり前にそばにいる人の大切さに改めて気づくかもしれません。
7ハウスの火星が応援してくれる
3ハウスの新月に対して、7ハウスを運行中の火星は調和した良き角度を取ります。しかも、火星はもっとも居心地の良い牡羊座に滞在しているので、火星があらわす「情熱・行動力・競争心」がさらに勢いよく燃え盛っている状態。
そんな火星のエネルギーが流れ込む新月は、アクションを促して物事を先へ進めようとするでしょう。
「もう同じところに留まっていられない」
「一歩踏み出そう」
そんな意識が湧き上がるでしょうし、周囲と積極的にコミュニケーションを取り、知的に繋がろうとする人には追い風が吹くはずです。
しかも、火星が滞在する7ハウスは「パートナーシップ・出会い・結婚」を表す場所。愛情面でも新しい恋が生まれたり、親密な絆が結ばれたりするかもしれません。
学びが次の展開を生み出す
3ハウスと水星が色濃く表れる15日の新月では、「学び」も大きなテーマのひとつになります。
2020年は誰もが働き方を変えざるを得ない状況になりましたが、それに伴って身につけたいスキル、資格を自覚した人も多いでしょう。軸足を置く業界や専門分野を変えるとか、現時点ではまだ変わらないとしても「このままではいられない」と危機感を覚えている人もいるはずです。
時代の変化を肌で感じ取っている人は、積極的に自分に必要な知識を取り込むようにしましょう。
「何だかわからないけれど、変わらなきゃいけない気がする」とそこはかとない不安がくすぶるなら、15日前後に何が必要か教えてくれる人と出会えるかもしれません。
一足お先に2020年を総括!
カレンダーで見れば大晦日がその年の締めになりますが、今年は15日のいて座新月が2020年を総括するタイミングになります。
また、この一年をまとめるだけでなく、新しい時代に向けて自分なりのウォーミングアップをする日にもなるでしょう。
クリスマスや最終営業日や大晦日はまだ先になりますが、気持ちは一足先に次の時代へ。今まで以上に軽やかに羽ばたけるよう心を切り替えると良さそうです。
(沙木貴咲/占い師)
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