4月8日はてんびん座の満月。それも、地球にもっとも近い距離での満月、つまりスーパームーンになります。
「満ちる、達成する、飽和状態になり手放す」という満月ならではの傾向は、いつもよりわかりやすく現れるかもしれません。
てんびん座満月が伝えたいこと
てんびん座は「人間関係・交渉・バランス・男女の仲」を象徴する星座です。
とすれば、8日の満月では人付き合いや恋愛関係に注目するといい……というのが最もシンプルな見方になります。
ただ、今回はそんな簡単な話ではなく、どこからどう見ても他者との関わりが無視できない感じなんです。
その理由は以下のとおり。
・満月はディセンダントとスクエア
・ディセンダントはやぎ座。木星・冥王星・土星・火星が集まる
8日の満月は、ホロスコープのなべ底部分(IC)にほぼ重なるので、ディセンダントとはスクエア(90度)になり、ディセンダントはやぎ座の29度。やぎ座とみずがめ座のちょうど境目に位置するのですが、そこには2020年を象徴する星たち(木星・土星・冥王星)とおひつじ座の守護星・火星が集まっています。
ディセンダントは対人関係を表すポイントですから、そこにインパクトの強い星たちが集まり刺激的な角度を取るということは、人付き合いに注目せざるを得ないんですね。
スルーしようと思っても無視できないし、見て見ぬふりはしない方がいいと思います。
仕事とプライベートのバランスを取る
てんびん座の満月は4ハウスで起こり、真向いに位置する太陽はしし座の10ハウスに入ります。
4ハウスは「ファミリー・自分軸」を意味して、10ハウスは「仕事・社会的な面」を意味する部屋ですから、8日以降は公私どちらを取るかで揺れる人が少なくないかもしれません。
しかも、月と太陽にディセンダントの木星・土星・冥王星・火星が90度の角度を取るので、ぼんやりと「どうしようかな?」と思うだけでは答えが出ない可能性が。
決断をするならバシッと潔く決めた方がいいですし、迷う時は状況や条件を見るのではなく、自分の心に自問自答したほうがいいでしょう。
というのも、8日の満月ではアセンダントがかに座に位置するから。かに座の守護星は満月を迎えて4ハウスのてんびん座に入っています。
「仕事よりもプライベート」「自分が大切に思う人」「身内」を重視することで、答えが見つかるんじゃないでしょうか。
折りしもコロナ騒動で世の中全体に不安が高まっています。
働き方を見直したり、自分が守りたい人は誰かを見極めたりするには良いタイミングになるでしょう。
4月だから見極めたいのは人間関係
4月20日、始まりを意味するおひつじ座に太陽が入り、星の世界では新しいサイクルがスタートしています。
いわゆる『新年』に入って初の満月になりますが、4月は人が移動して新しい出会いが増える季節です。
だからこそ、人間関係がやっぱり大事。
出会いが増えて新しい人との関わりが多くなるほど、親しくする人はきちんと見極めた方がいいでしょう。
この春からの一年は、「人」がカギになります。誰を好きになるのか、仕事で誰と組むのかが未来を変えるはずです。
全惑星順行期間の満月
4月26日に冥王星が逆行を始めるまで、物事がスムーズに進みやすい全惑星順行期間が続きます。
この時期に決めることは流れに乗りやすく、満月の前後で出会う人、関わっていこうと思う人とはすんなり仲良くなれるはず。
運気の後押しが期待できるので、大切なのは「自分がどう判断してどう動くか」です。
環境が変わりやすい季節に加えて、世の中が不安定になっている今だからこそ、考えもなく様子見を続けても先の見通しは立たないかもしれません。
8日の満月以降は、人間関係と公私のバランスに注目して自分で決めることが大切です。
(沙木貴咲/占い師)
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