「スタージョンムーン」とは8月の満月のこと。2020年は8月4日にみずがめ座で満月が起こります。
収まらないコロナ禍、異常な長雨……そんな夏に不安を覚える人は少なくないはず。どうにもスッキリしない中で迎える満月は、私たちにいったい何を伝えるんでしょうか?
スタージョンムーンとは?
スタージョン(sturgeon)とはチョウザメの英名です。ネイティブアメリカンが8月にチョウザメ漁を行っていたことから、8月の満月をスタージョンムーンと呼ぶようになりました。
2020年の8月満月は4日(00:59頃)、みずがめ座で起こります。
そして、みずがめ座の守護星である天王星が、満月に横やりをいれるような角度を取るのですが……これが何とも刺激的。良くも悪くもピリッとした節目になりそうです。
9ハウスで起こる満月
今回の満月は「高等な学び、普段は手が届かないところ、遠い場所、深く崇高な思考」をあらわす9ハウスで起こります。
9ハウスは意味が汲み取りづらいところなのですが、現在の世の中に当てはめると、「もう今までと同じではいられないよ」というメッセージが浮かび上がるでしょう。
世の中を見れば、3月からのコロナ禍は未だ衰えを知らず、閉店や倒産、解雇という文字がニュースサイトをたびたび騒がせています。健康面だけでなく、経済面でも不安は深まる一方。
また、先月から続く長雨はあちらこちらにダメージを与えています。九州地方は復興のただ中にあり、悪天候で育ちの悪い野菜が高騰。冷夏のせいで夏服は売れず、旅行が解禁になっても天気が悪すぎてそれどころじゃない。そんな状況にはため息しか出ません。
どこを向いても明るい報せがない中で、私たちは次のステージへ進まざるを得ないという結論を突き付けられているのです。
少し前は「あとちょっと踏ん張ればどうにかなる」と思ったかもしれませんが、変化と改革はもう必然になっています。
・柔軟に自分を変える
・価値観を変える
・新しい知識を学ぶ
・世の中の波にあらがうのをやめる
そんな意識を持ちながら、仕事や恋愛、生き方を変える準備を進めましょう。
今まで以上に視野を広げて達観することで、自分の着地点が見えてくるはずです。
みずがめ座の守護星が忠告
今回のスタージョンムーンが伝えるのは、「変わろう」そして「学ぼう」。
ただ変えるだけでは足りず、知識やスキルを身につけて自分自身のレベルを上げることが欠かせないんですね。
それは、みずがめ座の守護星である天王星が満月に厳しい角度を取ることから読み取れます。
仕事や恋の状況を変えるにしても、ちゃんと考えて準備する必要があるでしょう。
場合によっては反対されたり、思わぬ壁にぶつかったりするかもしれません。そうしたアクシデントを織り込み済みで、つまずいたときに「二の手」「三の手」が打てるような準備と計画が大事です。
あるいは、変わらなければいけないとわかっていながら受け入れられない……そんなジレンマがあるかもしれません。たとえば、仕事を辞めた方がいいとわかっているのに勇気が出ないとか。恋人と別れるしかない状況で未練に悩むなど。
自分の気持ちにどう折り合いをつけていくかがカギになるでしょう。
もう始まっている
広い視野で見れば世界は確実に変わり始めています。それが自分の日常にどう影響するのかピンと来ないかもしれませんが、今回の満月は「なりゆき任せにしない方がいい」と伝えています。
恋愛も仕事も、「うまくいかせる」と自力で進めるか、あるいは成就や成功を目指して動いた人が努力を報われるか。そんなタイミングになりそうです。
また、どうにもならないと見切りをつけるなら潔くバッサリと。
過去をすべて捨てるとか、全部ムダだったというわけではなく、断念した原因をきちんと把握すればちゃんと次につながります。うまくいかないことからは、何を学び取るかが大切です。
自分の頭で考えて判断するなら、どんな結論にたどり着こうとも気分はスッキリするはず。次の一歩を踏み出す先が見えてくるでしょう。
(沙木貴咲/占い師)
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