1月29日はしし座満月。真正面のみずがめ座には去年グレートコンジャンクションを果たした木星と土星があり、しし座の守護星である太陽も並んでいます。一見するとゴージャスな雰囲気が漂いますが華やかなだけではなさそう。いったいどんなメッセージを送ってくるのでしょうか?
8ハウスのしし座満月
13日のやぎ座新月は8ハウスで起こりましたが、今回のしし座満月も同じ8ハウス。「受け取るもの・見えにくいもの・結婚後の生活・配偶者の財」と相変わらずわかりづらいのですが……繰り返しアピールされているからにはやっぱり意味があります。
8ハウスは基本的に自分の意志ではどうにもならないことを表す場所です。棚ボタチャンスやプレゼントといったうれしいアクシデントもありますが、舞い込んできた時点では良し悪しが判断できない仕事の依頼やお願い事もあるでしょう。
ただ、何が飛び込んでくるとしても、わたしたちは自分の頭で考えて選び取ることができます。「イエスorノー」までは強制されないはず。
しし座満月では、動かしがたいものであっても「これは無理」と思ったら潔い判断を下しましょう。新しい時代には持ち込めないルールや価値観はここで全部手放すことが大事です。
おうし座の火星&天王星とぶつかり合う
今回のしし座満月には、おうし座の火星と天王星がスクエア(90度の角度を取る)。ホロスコープ上にはTスクエアという厳しめなアスペクトができ上がります。
火星:エネルギッシュ・行動力・闘争心
天王星:改革・変化・新しい価値観
去年のグレートコンジャンクションを経て今、この2つの星が満月と拮抗しながら伝えるのは、「大胆な取捨選択」です。
天王星は変化を加えるのが得意な星で、2021年のけん引役であるみずがめ座の守護星です。それに過激な火星が寄り添いはっぱをかけるので、この時期はやや強引な展開があるかもしれません。あるいは自ら強気な決断を下す可能性もあります。
また、火星はリリスとコンジャンクションしているのも気になるところ。(リリスとは月が地球からもっとも遠ざかるポイント)
月星座がしし座やみずがめ座の人には「生理的に無理」と拒否したいことが出てきたり、太陽星座や月星座がおうし座の人には「少し揉めても意志をつらぬきたいもの」がハッキリしたりするかもしれません。
いずれにしてもあまり穏やかではないので、自分の考えはしっかり固めておくと良さそうです。
しし座満月が強く伝えていること
しし座の守護星は太陽で、太陽は「自分・意志・目的」つまり自分らしさを表します。
今回の満月が伝えることはいくつかありますが、もっとも強いメッセージは、「あなたはどうしたいの? 自分で決めて」です。
2020年から本当にいろいろなことがあり、何が正しいのか曖昧になっているかもしれませんが、無理なものは無理と判断するべきでしょう。風の時代にもはや馴染まない価値観やルールは断ち切るのが賢明な選択。
また、その判断は誰かがしてくれるわけではなく、自分がするのです。見極めざるを得ない場面に直面する人もいるはずで、そういうときは答えを他人に求めないように。落ち着いて考えれば答えは見えてくるので判断を他人に委ねないことが大切です。
風の時代では新しい流れが定着する一方で終わりゆくものもあります。古いしきたりや形がい化した組織、うわべだけの人間関係はもう続かないはず。
「今までこうだったから」と過去にとらわれず、今この瞬間において正しい決断を下しましょう。
(沙木貴咲/占い師)
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