2月12日のみずがめ座新月は、去年末から始まった『風の時代』に心と体を馴染ませるタイミングです。去年、12月22日にグレートコンジャンクションが起こりましたが、時代の変化を現実的に具体的な行動まで落とし込むことになるでしょう。
第2ハウスで起こる新月
今回のみずがめ座新月は「収入・所有・欲」をあらわす第2ハウスで起こります。
金銭感覚を見直して稼ぎ方をガラッと変えると、新しいお金の流れが生み出せるでしょう。
それは、新月とおうし座の火星がスクエア(90度)の角度を取っていることからもわかります。
おうし座には「稼いで得る財・安定収入・貯蓄」といった意味がありますが、これは去年までの地の時代に象徴されるお金の在り方。おうし座は地の星座でもあるので、これまでと同じ金銭感覚ではいられなくなるようです。
個人レベルでは、「収入アップを狙う・副業を持つ」を意識するといいですし、具体的な稼ぎ方としては今まで以上に個性と独自性をアピールすることがカギになります。
また、周囲に堂々とアピールできるモノがあるかどうかで、今後の仕事や収入が変わってくるかもしれません。
一方で、電子マネーがいっそう浸透するとか、お金を生み出すと思われなかったものが収入の糸口になるなど社会的にも影響がジワジワと出てきそうです。
たとえば、素人がおもしろ動画をアップさせるだけだったYouTubeが、いつしか稼げるツールになっていたように、これまでとは違う意味づけを持つものが目立ち始めるでしょう。
冷静に現実を見て、理性的に物事を整理することが大切です。
6つの星がみずがめ座に集結!
2月12日の新月では、みずがめ座に6つの星が集まっています。月と太陽のほか、土星・木星・金星・水星が第1ハウスから第2ハウスにかけて並ぶのです。
祭りといっていいほどの賑やかさで、みずがめ座が象徴する「独自性・個性・自由・革新的」を意識せずにはいられないでしょう。会社や役所に属すること、あるいは決められた枠に収まることで満足していた人は、足元が揺らぐように感じるかもしれません。
たとえ組織に属して決められた枠内で行動するにしても、自分にしか出せない色を見せることを考えてみてください。
今は水星が逆行中なので、イマイチなことはスルーしないで見直しが必要です。仕事も人間関係も丁寧に振り返ってみるといいでしょう。
金星と木星がコンジャンクション
ラッキースターは木星だけに与えられた称号ではありません。金星も愛と華やかさを象徴する吉星です。
この2つの星は、2月12日にコンジャンクションする(ぴったり重なり合う)ので、二重にふくらむ幸運が新月に注ぎ込みます。
ただ、木星と金星のコンジャンクションは第1ハウスで起こるため、「自分の魅力や得意なことをアピールすることが新しいお金を生み出すきっかけを作る」となるでしょう。
自慢できることがあるなら誰かに見つけてもらうのを待つのではなく、自分から主張するといいですし、そうした方が幸運&新月のダブルチャンスをしっかりつかみ取れるはずです。
水星逆行で迎える新月
さきほども述べたように、今回の新月は水星の逆行中に起こります。水星の逆行は小さなボタンの掛け違えを起こす困りモノですが、「見直し・やり直し」をするには最適な時期でもあります。
グレートコンジャンクションによって時代は変わったといわれますが、2021年が明けて早々に再度の緊急事態宣言が発令され、日本中が不安と戸惑いに包まれました。
そして誰もがはっきりと自覚したはずです。コロナ前に後戻りはできず、先が見えなくても進むしかない段階に来ている、ということを。
『風の時代』の正解は誰も持っていません。トライアンドエラーを繰り返し、道そのものを自力で作っていくことで答えが見えてきます。
みずがめ座新月で現実を見据えて変化を受け入れ、見直しをしながら新しい流れに順応しましょう。
(沙木貴咲/占い師)
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