2月17日は、「しし座満月」。
ステージ上にひとり立ってスポットライトを浴びるような印象がありますが、ただ目立つだけでは足りないようです。
今回は「しし座満月」が伝えるメッセージを詳しく解説します。
第9ハウスの満月
17日の満月は、「自分らしさ・主張・創造性」をあらわすしし座が「ステップアップ・専門的な学び・遠いもの」をあらわす第9ハウスに位置するなかで起こります。
これは「自分らしさをアピールするだけでなく、今までよりもワンランク上を目指す」というメッセージ。
自分の見せ方を変えたり、スキルアップしたりする必要があって、ありのままでは通用しない部分が出てくるのかもしれません。
趣味や個人的な活動……たとえば最近では動画投稿やSNSの生配信が人気ですが、こうしたものに行き詰まりを感じているなら、自分を磨く必要があるでしょう。
あるいは、仕事や恋愛で「前はコレでうまくいったのに、なぜ失敗したんだろう?」という局面を迎える場合、手持ちの“武器”ではもう太刀打ちできなくなっている可能性があります。
「破壊と再生」の象徴である冥王星と満月が、「意識して工夫する」角度を取り合うことから、今回の満月にはすこしシビアなムードが漂います。
自分を表現するには産みの苦しみが伴うかもしれません。
根幹を強く太くするだけでなく、枝葉を広げて伸ばすことがカギになるでしょう。そのために柔軟性と広い視野が必要になるはずです。
ホロスコープに浮かび上がる獅子座満月
ホロスコープを見ると、しし座満月はポツンと独立したかのように浮き立った状態で、ほかの星たちは満月と向き合うように、やぎ座・みずがめ座・うお座に集まっています。
また、12星座は火・地・風・水という4つのエレメントに分かれますが、地・風・水に星たちがバランス良く分散するなか、満月だけが火のエレメントに属していて、やはり極端な偏りがあるのです。
これは、今しばらくは自己表現に専念したほうがいいという意味。出しゃばるくらいがちょうどいいかもしれません。
誰かが作った枠に収まっていても欲しいものは手に入らないでしょうし、「人見知りだから」と引きこもれば何もないまま時間だけがすぎるはずです。
得意分野をアピールするとか、人前に出て能力を示すことが運命を動かすきっかけになるでしょう。
特に、「変わらなきゃ」「このままじゃいけない」と思う人は自己アピールを積極的に。
SNSや動画投稿、音声配信、ブログなどオンラインツールを活用するのはもちろん、好きな人や上司、憧れの人物の前で自慢の特技を披露するといったことも良さそうです。
全惑星順行のなかで起こる満月
今回の満月が起こるとき、ホロスコープ上の10惑星は(月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星・太陽)すべて順行にあり、物事がスムーズに運びやすくなっています。
華やかでアクティブなしし座満月には積極性や自主性が求められますが、苦手な人もいるでしょう。
引っ込み思案で、できるだけ目立たず生きていきたいタイプにとっては、しし座満月は活用しづらいかもしれません。
それでも、顔出しをしないでSNSに投稿するとか、本来の自分とはかけ離れたキャラを演じるなど、工夫次第で人の注目を集めることは可能なはずです。
「得意じゃないけれどやってみよう」と思う気持ちが大事で、自信はなくても一歩踏み出せば全惑星順行の追い風が吹くでしょう。
そもそも人前に出るのが好きな人は、自己アピールに絶好のタイミングを迎えます。張り切ってアクティブに動くことで良い波に乗れそうです。
「応援される人」になるとは?
2020年末に風の時代に突入してから、個性を発揮して個人的な活動をしたほうがいいという話は多方面で耳にします。
占いの世界だけでなく、たとえばビジネスの世界では副業やパラレルキャリアが盛り上がっているのがわかりやすいかもしれません。
では、個性を発揮して個人的な活動をするとは何なのかというと……「応援される人間になる」です。
SNSのフォロワーも動画アプリの登録者数も言い方を変えれば“ファン”で、多くのファンを獲得した人が個人的な活動を成功させ、パラレルキャリアを実現しています。
芸能人のようにファンをたくさん集めるのは簡単ではありませんが、「すごいね」「もっと見たい」と注目する人が少数でもいるだけで、日々の生活や仕事は充実してくるはずです。
仕事や収入面のテコ入れをしたい人、退屈な毎日を変えたい人は、しし座満月でワンステップ上の自分を見せていきましょう。自分の可能性がグンと広がりそうです。
(沙木貴咲/ライター)
■【12星座別 2/13~2/19の運勢】獅子座満月がもたらす気づき
■2月1日の水瓶座新月が生み出す「新しいルール」
■【2022年上半期運勢】金運アップのポイントと仕事運