あなたは慈悲深いですか? と聞かれたら、何と答えますか?
まあまあ優しいほうじゃないか? くらいに自負することはあっても、なかなか自分で慈悲深いと思うことはないですよね。
慈悲とは「仏教用語で仏・菩薩の衆生(しゅじょう)をあわれむ心、楽を与える慈と苦を除く悲とをいう」そうで、一般的には「いつくしみ、あわれむ心。また、情け深いこと」を表します(大辞林 第三版より)。
それでは、自覚することが難しい慈悲深さを、星座ランキングで見てみましょう。
1位:うお座
12星座のなかで、最も情け深く、いつくしみの心を持っているのは何と言ってもうお座です。
奉仕精神や共感する力も強く、相手の立場になって考えてあげることができるうお座は、時として感情移入しすぎるあまり自分のことのように心を痛め、体に影響をきたしてしまうようなケースも。
2位:かに座
次いで慈悲の心にあふれているのが、かに座。
母性的な愛情に満ちて尽くすかに座ですが、うお座の奉仕精神や情け深さと大きく異なるのは、うお座が広く多くの人に慈悲の心を発揮するのに対し、かに座はごく身近の親しい人たちに向けられる点にあります。
3位:おとめ座
慈悲深さのランキング、続いて3位は、おとめ座。
慎重で分析力に長けたおとめ座は、そのぶん全体の状況をよく見ていると言えます。
また繊細さも持ち合わせるため、一方的に誰かを責めたりすることなく、公正にいつくしみの心を与えるのです。
4位:しし座
4位はしし座。
誇り高く正義感の強いしし座は、弱者に対して寛大です。弱きを助け強きをくじく、そのスタンスはブレることがありません。ただ、何事にもおおざっぱな面があり、人の心の機微に疎いところもあるのが難点です。
5位:てんびん座
そして5位は、てんびん座。
バランス感覚の良いてんびん座は、何事に対してもフラットな面を持っています。
協調性もあり、争いごとを嫌うてんびん座は、場をまるく収める能力に長け、誰に対しても親密であろうとしますが、時にそれが調子よく映ってしまうことも。
6位:おうし座
6位にランクインしたのは、おうし座。
しし座の弱者に対する慈悲が、広く一般的なものに向けられるとしたら、おうし座のそれは身内や親しい人たちに対して注がれます。逆に、身内を傷付けられたときのおうし座は、敵とみなした相手に情け容赦がなくなります。
7位:やぎ座
7位は、やぎ座。
ただし、やぎ座の慈悲深さは、誰にでも向けられるわけではありません。
努力した人やまじめや実直な人に対し、強く共感し、許しや救いの手をのべる傾向にあります。
また、情けをかけることで自分に利益が生じるなどの打算が働くことも。
8位:みずがめ座
友愛の精神に富んだみずがめ座は、人助けにも躊躇(ちゅうちょ)しません。
ただそれは、あわれみや情けからというよりも、困ったときはお互い様という感覚で、自分が窮地におちいったときも助けてもらうギブアンドテイクが前提なのです。
9位:さそり座
さそり座は情愛の星座なので、情け深さなら上位にランクインするはずなのですが、いかんせん執念深さも12星座で群を抜いています。
そのため、最初は慈悲の心で接しても、意にそぐわない展開になったり裏切られたと感じたら、その感情が一気に逆転してしまう危うさがあります。
10位:おひつじ座
裏表がなくまっすぐな性質を持つおひつじ座も正義感の強い星座ですが、その性質は弱い者を助けるよりも、困難な状況をつくりだした相手への攻撃となって表れる傾向にあります。
そしてその攻撃には、慈悲の心がほとんど見られないのです。
11位:いて座
冒険心とチャレンジ欲に満ちたいて座は、人生には不条理なことも苦難もつきものという考え。
なので、悩み苦しんでいる人、困っている人に対しても情けをかけるより、「自分の力で乗り越えてこそ」と思ってしまうようなところがあります。
12位:ふたご座
知的で多才なふたご座は、そのぶん独立心が旺盛です。
自分は自分、人は人と割り切って考えるため、あまり相手の気持ちに寄り添うタイプではありません。
機転がきき頼りになる面も多いのですが、慈悲深さという点ではいまいちかもしれません。
いかがでしたか?
慈悲の心は甘さともとられがちですが、それだけ心やさしい人だとも言えます。
あなた自身の慈悲深さはどうでしょうか? 情けは人のためならずというように、きっとそのやさしさはめぐりめぐって自分に返ってきます。
また、あなたの身近にいるいつくしみの心を持った人のやさしさに、ついつい甘えてしまってはいませんか?
仏の顔も三度までということわざがあるくらいです。慈悲の心に免じて許しを請うのも、ほどほどにしておきましょう。
ライター/ニコラシカ
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