6月10日はふたご座新月、しかも日食です。
2021年の折り返しを迎えるなか、スペシャルな新月はわたしたちに何を伝えるのでしょうか?
第6ハウスの新月(日食)
今回の新月は「ルーチンワーク、生活、習慣、健康」をあらわす第6ハウスで起こります。
しかも通常の新月よりパワフルな日食ですから、影響は2週間から半年ほど続きます。
たとえば職場環境や業務内容の見直し、あるいは美容や健康にまつわる新習慣を検討するには良いタイミングです。
それも、大胆に変えてすぐに行動を起こすのではなく、今の自分にできる範囲内でじっくり決意を固めるといいでしょう。
また、新月の前後は身近な人のオススメや口コミに流されやすくなるので、即断即決ができないときは保留のスタンスで。
「なんだかよくわからないけれど従っておこう」と周りに合わせれば迷いがふくらんでしまいます。
情報収集は大切ですが、周りの声はあくまで参考にとどめておきましょう。
水星が逆行中
6月10日、ふたご座には月と太陽だけでなく、守護星である水星も滞在しています。
ふたご座らしさがいっそう際立つ新月になりますし、親しみやすさや汎用性の高さを意識するといいでしょう。
ただ、水星は5月30日から逆行をスタートさせているのでスピード感はあまりないはず。焦っても空回りするかもしれません。
頭は冴えるし画期的なアイデアも思いつくでしょうが、実行に移すのはゆっくりで。
早く結果を出すことより、しっかり根付いて安定することを重視しましょう。
日食とは?
日食とは、ドラゴンヘッド(あるいはドラゴンテイル)のそばで起こる新月です。
通常の新月に比べるとエネルギーが大きいので、半ば強制的な展開があるとか、未練があっても終わらせるものがあるかもしれません。
突然の変更や自分の意志ではどうにもならないことがあっても焦らないように。
日食がもたらす影響は長く、二週間から約半年つづくため、「早く結果を出すこと」より「対応しながら馴染ませること」を重視するといいでしょう。
そして、ふたご座新月に寄り添うドラゴンヘッドは“人との縁”に刺激を与えます。
新しい縁を結んだり、マンネリしていた関係が終わったりと、身近な人間関係に変化が起きるかもしれません。
気長にコツコツと
去年の初めに比べると、今は誰もがSNSやインターネットからのインプットを増やしているはずです。
仕事についても、おうち時間の過ごし方についても、いろんな情報が入ってくるでしょう。
でも、ふたご座新月は「多くの知識・情報の中から選ぶ」のではなく、「ある程度限られた枠の中で厳選する」ことを伝えています。
過去に試して効果があったとか、本当に信頼できる人の話だけを聞くなど、あえて視野を狭めたほうが正しい判断ができそうです。
選択肢を広げすぎると迷いが多くなり、アレもコレも手を出して結局何も成し遂げられない……となるかもしれません。
ふたご座新月で検討し始めることは、冬を迎えるまでじっくり取り組み、長続きさせるといいでしょう。
あなたにとって2021年上半期とは?
日食は月食とセットになりますが……5月26日いて座月食では何を想ったでしょうか?
そして、2021年上半期はどんな半年になっているでしょうか?
心の中ではいろいろな感情が湧き起こり、不安が漂うなかで決断を下す場面も多かったはずです。
「これはもう続かないだろう」
「そろそろ切り替えなくちゃ」
あるいは、
「今までの頑張りがやっと報われた」
「山をひとつ越えた」
そんなひと区切りをつけるだけのことが、これまでの半年に詰まっているだろうと思います。
6月10日ふたご座新月が大切な節目となるのは間違いありません。
厳選することで意識と可能性を広げる人もいるでしょうし、パンチの効いたアクシデントに見舞われて対応力を高める人もいるでしょう。
今は誰もが先の見えないトンネルを進んでいて、臨機応変に素早く応じることが重視されます。
でも、柔軟性と同じくらい、自分だけの揺るぎない軸を作ることが大切です。
情報と知識がせわしく行き交うのをどれだけ冷静に眺められるか。
そして自分に必要なものを正しくピックアップできるかが、2021年下半期を左右するでしょう。
(沙木貴咲/占い師)
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