一応、「いきなり相手に年齢を聞くことはマナー違反」という認識は広まっていますが、それでも一定数、開口一番に「今、おいくつですか?」と年齢を聞いてくる人がいます。
なぜこれだけ「年齢を聞くことは失礼」とされているのに、ズケズケと聞いてくる人がいるのでしょうか。そこで今回は、心理カウンセラーの資格を持つ筆者が年齢を聞く人の意図を紹介します。
好奇心が強い
意図なんて一切なく、ただただ好奇心から年齢を聞く人はいます。
こういう人は頭の中で「この見た目だと何歳くらいなんだろう~」と年齢当てゲームを勝手に開催しているので、ついつい答え合わせをしたくなってしまうのです。
「なんでこの人は年齢を聞いてきたのだろう」とこちらも答え合わせをしたくなりますが、「ただ気になっただけ」というあっけない答えであることは珍しくなりません。
恋愛対象になるか判断したい
その人が恋愛対象になり得るかをチェックするために年齢を聞く人もいます。
恋人に「25歳から30歳までの人が良い」と年齢制限を設けている人がいる場合、その人の年齢が気になるものなのでしょう。
自分のストライクゾーンに入っているかを確認するために年齢を聞いているので、恋愛対象に入るかどうかを検討している段階と言えるでしょう。
警戒心が強い
相手に対する警戒心が強く、「この人はどういう人なんだろう?」という不安を少しでも解消するために、年齢という情報を聞き出そうとするケースも。
警戒心が強い人は年齢だけでなく出身地、仕事、血液型などを細かく聞いてくるので、まるで尋問されているような気持ちになるでしょう。
個人情報を聞かれ過ぎて逆にこちらが不安になりますが、別に聞き出した情報を悪用したいわけではないので覚えておきましょう。
上下関係を明確にしたい
日本は人間関係において上下関係を明確にしたがる国です。途中まで敬語で話していたのに年齢がわかった瞬間、急にため口になる人っていますよね。
相手の人が年齢が上なのか下なのかを知らないと、人とコミュニケーションを取れない人は少なくありません。こういうタイプの人は悪気があって聞いているのではなく、「年上」「同い年」「年下」というフォルダ分けして、コミュニケーションをするスタイルなので、あまり深読みしないようにしましょう。
共通の話題を探している
上記の意図と多少被りますが、「どういう話題が良いのかな?」ということを探るために年齢を聞く人もいます。
若い人と話す時に「香取慎吾が昔出てた『人にやさしく』ってドラマ面白かったよね~」と話を振る人はいないでしょう。
話題のチャンネルを合わせるために、年齢は重要な情報です。円滑なコミュニケーションを取るために、年齢を聞くケースもあるのです。
まとめ
年齢を聞く人には様々な意図があります。基本的に悪意を持って聞く人はいないので、差支えがなければ教えてあげましょう。
(高萩陽平/ライター)
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