友人関係、親戚関係、ママ友関係……。
生活圏内に自分勝手な人がいると、それだけで疲れてしまいます。
頑張って気にしないようにしていても、残念ながらストレスはゼロにはなりません。
特にママ友に至っては、自分の意思で選ぶことができないため、面倒の人と遭遇することが多いように思います。
「なんでまた私の前に現れるの!?」
そう嘆くのは、小学生の娘さんをもつ富岡さん(仮名)。
今回は、面倒くさいママ友に付きまとわれてしまった富岡さんのエピソード【前編】をお送りしたいと思います。
迷惑ママ友の自由奔放具合が止まらない……!?
幼稚園で知り合った、迷惑なママ友
娘が幼稚園に通っていた頃、出会った間野さん(仮名)は常に誰かと一緒に行動したいタイプの人でした。
子どもがまだまだ社会性のかけらもない年少の頃から、ママ友たちとその子どもたちと、常に一緒に行動したがっていました。
ママ友の誰かが「うちの子ぐずってるから先行っててー! あとで合流するから!」と、空気を呼んでみんなの行動を優先させてくれたのに、間野さんは、
「いいよ、待ってる待ってる! みんなもいいでしょ?」
などいい始め、みんなの行動を勝手にコントロールしたがることが多々ありました。
意識的に間野さんと別行動をしていても、気がついたら隣にいる……。ということも続き、実に不愉快な3年間を過ごしました。
娘が小学生に上がるタイミングで、間野さんとは学区が違うことを知ったときには、心の中でガッツポーズをしたほどでした。
ママ友関係の悩みが減ったのは
誰かに付きまとわれることのない日々は、快適そのもの。
しかも、小学生になると家族ぐるみでの付き合いが格段に減るので、これまではあっという間に蓄積してしまっていたストレスもあまり感じないようになりました。
と言っても、間野さんや幼稚園の頃からのママ友との関係がまったくなくなったわけではありません。
半年に1回くらいのペースで会って、子育ての相談や愚痴大会を開いていました。
ちょうどこの頃、娘がダンスに興味を持ち始め、近くのスタジオに通わせることになりました。
そのことを幼稚園のママ友会で話すと、みんな「いい習い事ね!」といった調子。
もし興味があるならと思い、翌月の発表会に誘ったのですが、これが悲劇の始まりでした……。
娘の発表会には、たくさんのお友達が
幼稚園時代のママ友たちは、みんな都合をつけて観にきてくれました。
こんなにお友達が来ることもないので娘も大喜び。
「声をかけてよかったな」と、思っていると別れ際に間野さんから呼び止められました。
間野「娘ちゃんかわいかったねー! 今度はクリスマス会があるんでしょう?」
私「ありがとう! クリスマス会は内輪のやつなんだよー、ごめんね」
間野「あらそうなの? 絶対に行こうと思ってたのに、残念」
私「そうなのー。間野さんのところの息子くんはダンスは興味ないの?」
間野「やだ、通わせてまで参加したいわけじゃないのよ」
私「あはは、そうなんですね〜」
このときは明るく他愛のない会話をしていたのですが、議題のクリスマス会には、なぜか間野さんの姿がありました。
なんでいるの? 断ったはずのイベントにママ友
なんでも間野さんが「息子がダンスに興味がある」と言ったら先生が許可してくれたんだとかなんとか。
「まあ、このイベントをきっかけに入会してくれたら先生も嬉しいもんね」と、思いながら子どもたちが楽しむお手伝いをして過ごしました。
「今日も娘ちゃんかわいかったー! あ、富岡さんお手伝いで忙しかったと思うから、あとで写真送るね!」
そう言って帰って行った間野さん。
「写真は嬉しいけど、入会する様子もないし、なんのために来たんだろう……?」と、ぼんやり考えてしまいました。
そして、イベント大好きママ友・間野さんの暴走劇はまだまだ続きますが……今日はこのへんで。
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は1月10日(月)20:30に公開予定! お楽しみに!
(廣瀬伶/ライター)
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