人への悪意は、まるで悪魔の誘惑のようです。
たとえば本人がいないところで、その人の悪口や笑いものにしたりして、気分がスッキリしますよね。その対象が身近な存在だったら、ストレスの解消になることもあるでしょう。でも本当にあなたの心は、それで大丈夫ですか?
今回は、ついつい浮かんでしまう悪意の断捨離をして、幸せ体質へと導くメソッドをご紹介します。
●悪意はあなたを洗脳し、着実にあなたの心を蝕んでいく
冒頭でも述べたように、誰かの悪口を言うと、心のストレスが解消されます。ただ同様に、人助けをして人に感謝されることでも心のストレスは解消されるのです。二つとも確かに同じぐらい、心のストレスが解消されるかもしれません。
しかし悪口を言って気分がスカッとした時というのは、なぜかモヤモヤした気持ちが後を引くこともあるでしょう。それは悪いのは相手であり、これぐらいは当然だというような"自己の正当性の主張"あるいは”自己弁護”のような気持ちがあるからです。
一方、人助けをした方は助けた相手の状況が改善されたことに喜びを感じ、自分に満足します。そして充実感も得られるでしょう。
悪口を言うことでは、この満足感や充実感といった自己肯定感はありません。つまり人助けの一連の流れは、ハッピーエンドで終わるのです。悪口を言う方には、終わりがありません。少なくともハッピーエンドではないので、それをなんとか誤魔化したい気持ちが働くでしょう。
その誤魔化したい気持ちが、あなたの心につけいる隙をつくります。それが悪口を言うことで得られるストレス解消の感覚です。人の悪口をやめられなくなるのは、このストレス解消の感覚だけを求めてしまうから。そして、その悪口はあなたの悪意から発せられています。気がつけば悪意によってあなたの心は蝕まれ、いつの間にか悪意を発することにとまどいや否定の気持ちがなくなっていくのです。つまり悪意の正当化してしまうでしょう。
●悪意に蝕まれた心は、様々な形で現れる
悪意は悪口だけではありません。
SNSなどで拡散される悪意ある意見にも、同じことが言えます。例え正当性があったしても、誰かを悪く言ったり、貶めたりする意見には悪意の気持ちがあるものです。本気で解決をしたいのであれば、SNSでもっともらしい意見を述べたり、拡散させたりするのではなく、行動で示すはず。そして心が悪意に蝕まれてくると、日常生活にも様々な症状が現れるでしょう。
・ちょっとしたことに過剰反応してしまう
・イライラが収まらない
・より過激なものを求めてしまう
・すべてをぶち壊したくなる
・不安感がおさまらない
・劣等感が強くなる
暴力的な精神傾向の症状といってもよいかもしれません。悪意の侵食、悪意の正当化が進んでいる証拠でもあります。
当然ですが、そんな状態では幸せにはなれないですよね。
●悪意の断捨離を行い、幸せ体質に変えよう。
悪意に蝕まれていると感じているのであれば、悪意の断捨離を行いましょう。別に難しいことではありません。
悪口を言いそうになれば、それを意識的に控えるようにすればよいのです。もし悪口を言ってしまったのであれば、すぐに思い返して、二度と同じことを繰り返さないように意識するだけで効果はあります。
ネットなどの悪意ある記事や書き込みにも一線を引き、目にしたとしても『それはPV目当てや拡散目当ての記事』だとして、取り合わないようにすると良いでしょう。
特に恋愛や結婚を望んでいるのであれば、男性を悪く言う内容のものには要注意です。あなたは男性と恋愛や結婚をしたいのに、男性に対して悪意を抱くような内容に振り回されては意味がありません。そうならないように自分で考え、すべてを鵜呑みにしないことが大切です。
悪意の断捨離をして、あなたが本来もっている優しい心を呼び起こしてくださいね。
(Writer/Wicca)
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