職場の同僚や学生時代の友達に対して、「いい大人なのになんでイジメなんてするんだろう」と思うことはありませんか?
“イジメ”と聞くと「子供同士で起きること」と考えられがちですが、大人社会でもイジメは珍しくありません。
そこで今回は、イジメをする女性の心理について心理カウンセラーの資格を持つ筆者がご紹介します。
ルックスに対する嫉妬
顔が可愛い、スタイルが良い、若い、などルックスが嫉妬のトリガーとなり、イジメをする女性がいます。
この嫉妬が原因でイジメをする心理ですが、“自分と比較したことで生じる劣等感”“気になっている男性を取られるかもしれないという危機感”などがほとんどです。
まず前者ですが、女性はとにかく自分を他人と比べる傾向があるので、ついルックスのレベルが高い人と比べてしまった結果、勝手に傷つき攻撃的になってしまうことがあります。
そして後者の場合、ルックスのレベルが高い人を自分の恋愛を邪魔する“危険分子”ととらえ、イジメをして会社やサークルを辞めさせよう、彼の近くから排除しようという狙いがあるのです。
仕事ができるから不安になっている
職場でイジメをする人は、今の自分の地位が危ぶまれることを警戒し、仕事ができる人を攻撃して潰そうとする心理があります。
要は、自分の能力を高めようとはせず、自分より能力の高い人間を潰すことで、自分の地位を守っているのです。
このタイプは非常に厄介で、無視や悪口などの典型的なイジメではなく、仕事を押し付けたりといった“わかりにくいイジメ”を仕掛けてきます。
また、同じような手口で何人もいじめてきた“実績”があるため、イジメが発覚した際のフォローも手慣れており、立証することが非常に困難なので、同じような不遇にあった人と結託したり、どんなことをされたか日時と共に克明に記しておいたりなど、対策を覚えておきましょう。
コミュニケーション能力が低い
これは“イジメをしている人の心理”というよりは、“イジメが起きる集団の心理”と言ったほうが良いかもしれません。
様々なバックボーンを持つ人たちが一つの組織に集まると、共通の話題がないため、どうしてもコミュニケーションに困難が生じます。
そのため、「あの人って厚化粧でみっともないよね」「いつも安物の時計つけててダサいよね」と誰かをイジメることで話題を作り、コミュニケーションを円滑にしようとする現象が自然発生的に生じるのです。
コミュニケーションをするための共通の話題が見つかればれば良いので、そのキッカケはどれだけ小さくても構いません。
この心理が働いてイジメが起きてしまう職場(環境)は、イジメ加害者を罰しても解決しないので、「どうしてイジメが起きているのか?」を俯瞰(ふかん)して見なければいけません。
まとめ
イジメは個人の人間性が原因で起きることもありますが、そのコミュニティー自体に問題があるケースも珍しくありません。
ですので、「イジメが起きやすい環境だな」と感じたのであれば、そのコミュニティーから離れることが得策と言えます。
(高萩陽平/ライター)
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