みなさん、下ネタって好きですか?筆者はあんまり好きではありません。というのも、どんな状況でも下ネタを言って空気を乱してしまう人に、過去に何人か出会っているからです。
そうした人たちと一緒にいるとこちらまで品位が疑われますし、下ネタさえ言っていれば面白いとでも思っているのか、どんな状況でも馬鹿みたいな下ネタを連発する人というのは、はっきり言って空気が読めていないだけな。
世間的にも下ネタが忌諱(きき)されているのは、おそらくそういう人たちの与えた悪印象が大きいからではないでしょうか。
ですが、逆に言えばこれって、下ネタをところかまわず披露する人たちのせいで「下ネタそのものが風評被害を受けている」とも言えるのではないでしょうか。
今回はこの説に基づいて“本来の下ネタの使い道”について掘り下げてみたいと思います。
下ネタが嫌われるのは、下ネタを口にする人の大半が空気を読めないから
以前、飲み会に顔を出したとき、お酒が回ったある男性が、酔いに任せて女性にセクハラ発言、下ネタを連発している現場に遭遇しました。
周囲も「酔ってるから許してやって」みたいなことを言ってましたが、言われた方はたまったものではありません。
だって面白くないんですもの。
下ネタは適切に使えばそれなりに笑いを生むし、嫌味のない使い方だってできます。
でもその制御ができていない人に下ネタを使わせると、つまらない上に聞いている側に精神的な苦痛をあたえることになってしまいます。
大体において飲みの席とかで下ネタを連発する人は、相手にどんな苦痛をあたえているかなんてわかっていませんし、わからないふりを装います。
これが悪質なんですよね。
だって酔ったからってセクハラまがいの発言をして良いはずがないんですから。
空気を読めない、あるいはあえて読もうとしていない……そういう人間が一人でも楽しいはずの場に紛れ込んでいると、そのせいで複数人がかなり嫌な気分になってしまうのは当然のことでしょう。
下ネタを使うけど品がある人、その特徴は?
一方で、下ネタを言わないわけではないけど、品がある人もいます。
今度はそういった人の特徴について挙げていきましょう。
まず第一に、この手の人は男女問わず、先ほど挙げたダメな事例とは逆に、空気を読んで発言するスキルを持っています。
元々話し上手で、お酒が入っても冷静さを失わず、その場で「今下ネタを放ったらどうなるか」をしっかりと判断する頭を持っている人々です。
ですので、仮にこういう人たちが下ネタを放とうと、そもそもその場に下ネタに不快感を抱く人がいない状況であるということが多いわけです。
一人でも嫌な気分になる人がいるぐらいなら、下ネタを封じておこうと、そういう気遣いができるのです。
これは異性に対してだけではなく、同性に対しても同じ気遣いをしている場合が多いのも特徴の一つでしょう。
とにかく、下ネタに抵抗がない人の前で、わざわざ下ネタを使うことはないという、当たり前の配慮ができているのが、下ネタを言っても品のある人たちの特徴です。
「この人の言う下ネタは、なんか許せる」と思えるような下ネタの発信の仕方ができる人って、周囲に気を配っていますよね。
おわりに
もしもあなたが、自分の下ネタの放つタイミングが果たして適切なのかどうかわからないという場合は、ここは最善策として、“そもそも言わない”を徹底したほうが賢明です。
世の中、自分の立ち位置をしっかり理解できている人なんてそうそう多くありません。
これぐらい大丈夫だろう、という考えで放った下ネタが、大勢を嫌な思いにさせることだってあります。
そんな事態を招くぐらいなら、下ネタなんて口にしないに越したことはないでしょう。
また、世間にはしばしば「私は女だし、男に対しての下ネタは喜ばれるし、許されるでしょう」という考えから、イタいことになっちゃってる女性がいます。
男女の垣根なく、言うべきではないタイミングで下ネタを言う人は「品がないな」と思われるだけです。
なんにも得することがないので、これはやめたほうがいいでしょう。
(松本ミゾレ/ライター)
photo by すしぱく
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