社会人にとって職場は一日のほとんどをすごす場所。
そこには一緒に仕事をする人たちがいて、その人たちとの関わりのなかで、さまざまなドラマが生まれるもの。
ときには怖い体験をすることも。
今回は職場であった「ちょっと怖い話」をリサーチしたので紹介します。
いつも人気者でいたいマドンナ
うちの職場は男性比率が圧倒的に多い職場なので、女性社員は男性陣からチヤホヤされがちなんです。
なかでも30代前半のYさんは男ウケするかわいい顔立ちと、男女別け隔てなく誰にでも優しい気さくな性格で職場のマドンナ的な存在。
男性陣はYさんにかまってもらいたくて、暇さえあれば彼女に近づいて話しかけていました。
わたしもいつも優しくしてもらっていて、「信頼できる先輩」って感じでした。
そんなYさんの本性が垣間見える出来事があったんです。
先日、中途採用でHちゃんという若い女性が入社してきました。
Hちゃんは、まるでアイドルグループにいそうなかわいい子で。
それでいて誰にでも気さくに対応する愛嬌たっぷりな性格。
こんなこと言ったらなんですけど、Yさんを若くしたような子だったんです。
男性陣は一気にHちゃんに夢中になってしまいました。
それまではYさん一強だった職場のパワーバランスが崩れてしまって……。
最初は「男がまとわりつかなくなってよかった」なんて言っていたYさんですが、本音ではおもしろくなかってみたいです。
Hちゃんは何も悪くないのに、理不尽に勤務態度を注意したり、話しかけられても無視をしたりするようになりました。
しかも男性陣にはバレないように意地悪する狡猾さにゾッとしましたよ。
「彼女は男遊びが盛んみたい」なんて噂まで流して、どんどんHちゃんが居づらい雰囲気を作り出していったんです。
結局Hちゃんは半年もたたずに辞めてしまいました。
いまはYさんはもとのマドンナの地位におさまり、それまで通りの優しくて気立てのいい人に戻っています。
でももう怖くて昔のように接することはできませんね。
(Eさん26歳女性/サービス)
相手がいる男性ばかりを好きになる
彼女がいたり結婚していたり、とにかくパートナーがいる男性ばかりを好きになる同期の女性がいます。
自分の関係ないところでやるなら、知ったこっちゃないって感じですけど、彼女は職場の同僚や取引先の人にちょっかいだすのが厄介。
彼女が言うには「好きになった相手にたまたまパートナーがいるだけ」らしいんですが、パートナーがいるのがわかったら、身を引くべきですよね。
「出会うのが遅くなっただけで、諦めるなんてつらい」とか「好きな人にいつも相手がいて自分は不幸」なんていって、まるで被害者みたいな口ぶりをします。
でもいちど、彼女とふたりでお酒を飲んだときに本音を聞いてゾッとしました。
酔った彼女が「パートナーと幸せアピールする男性を見ると壊したくなる」、「彼女や嫁より自分を選ぶ瞬間が最高」と口にしたんです。
身近にいる幸せなカップルを壊していって、満足しているなんて、怖すぎます。
いずれ職場に居場所がなくなるでしょうね。
(Aさん24歳女性/商社)
全部自分のせいにされた
職場に40代のお局様がいるんですが、なにしろ性格がキツくて怖いんですよね。
機嫌が悪そうなときはとても話しかけられる雰囲気じゃありません。
好き嫌いも激しくて、少しでもお局様の機嫌を損ねてしまうと、手下の女性社員たちを率いて意地悪が始まります。
彼女のせいで何人も辞めていった人たちを見てきました。
先日、お局様と一緒にある仕事をすることになったんです。
お局様は偉そうなことをいう割には仕事は適当で致命的なミスが後日判明しました。
それをお局様は「これはあの子に任せていたところなので、わたしの責任じゃありません」なんて言い出したんです。
わたしは後々のことが怖くて否定できませんでした。
上司にこっぴどく叱られて、社内での信頼はガタ落ちです。
「わたしじゃありません」と否定すればよかったのか、これでよかったのか、いまでもどうすれば正解だったのか悩んでいます。
(Fさん30歳女性/総務)
まとめ
今回は職場であった怖い話を紹介しました。
人が多く集まるところには、どうしてもヤバい人がひとりやふたりいますよね。
そんな人に遭遇したときに、どう対応するのが正解かは人それぞれ。
少なくとも「この人ヤバい」と感じたら深い付き合いはしないほうがいいのではないでしょうか。
(大船くじら/ライター)
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