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前回のおさらい

 

『いちいちマウントを取ってくるボスママに、「面倒くさい」と感じていたMさん。テレビで観るような恐ろしいボスママではなく、時には頼りになる部分もあったそうですが、それでも、仲間内では「面倒くさい」とグチっていたそうです』

 

大きなトラブルがあった訳ではありませんが、Mさんは一矢報いて、そんな面倒くさいボスママと距離を置くことができました。

 

Mさんはどのようにしてボスママと距離を置くことができたのでしょうか?

 

「いちいちマウントを取ってくるボスママへの下剋上」後編です。

 

前編をお読みでない方は、こちらからぜひお読みください!→「前編」

 

 

キッカケは特にない!? 女のリアルは怖い

 

筆者「タイトルに『下剋上』ってつけたいんですけど、なんか下剋上的なことってありましたか?」
 
Mさん「そういうのは特にないんですよ」
 
筆者「ボスママに何か言ったり、例えば、子供絡みのことがキッカケとなって、溜まっていた不満をぶちまけたとか?」
 
Mさん「全然ないですよ。でも、いつもはあんまり喋らないママ友と話をする機会があって、そこでボスママ面倒くさいよね~って話が盛り上がったんですよ。キッカケと言えば、それがキッカケかもしれません」
 
光景が目に浮かぶようですね。
 
男の筆者からしてみれば、何もないというのが逆に恐ろしくも感じ、女性のリアルな怖さを感じました。
 

空気感がボスママを黙らせた

 

筆者「それで、ボスママをどうやってやっつけたんですか?」
 
Mさん「やっつけたって(笑) そんなことしてませんよ。多分ですけど、ママ友の間で『あの人面倒くさいよね』って言うのが広がって、それが耳に入ったんじゃないんですかね?」
 
筆者「それで何となくって感じですか?」
 
Mさん「周りがそんな空気だから、大人しくなったと言うか、避けてると言うか、前みたいにみんなの中心にいる感じではないですね」
 
筆者「ボスママからの反撃とかなかったんですか?」
 
Mさん「ボスママって言うより、リーダー的な存在でしたから、そもそもボスって感じではないんですよ。いじめっぽく聞こえるかもしれませんけど、はぶこうとしたとかそんなこともなくって、集まりがあったら普通に喋りますよ」
 
筆者「『ザ・女の世界』みたいな感じですけど、そのママさんは毛嫌いされているという空気を感じてフェードアウト。でも、みんなも大人だから、大人としての付き合いは普通にするって感じですかね?」
 
Mさん「そんな感じです」
 
これをいじめと捉える人もいるかもしれませんが、子供ではなく大人ですから、Mさんにとっても、そのボスママにとっても、良い距離が見つかったということでしょう。
 
そもそも変に仲良くする必要なんて何一つないのですから、別に問題はないと思います。
 
ただ、「あの人面倒くさいよね」という「空気感」や「雰囲気」が広がり、もしくは広げて、相手を黙らせるなんて、女性って怖いなと感じました。
 

さいごに

 

空気というのは厄介です。
 
目には見えませんが、確実に感じるものだからです。
 
下剋上というほどのエピソードではありませんが、むしろこっちの方がリアルなため、理解ができるママさんが多かったのではないでしょうか。
 
(瀬戸 樹/ライター)
 
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