子どもの友達同士の交流にも関わらず、その親同士で親しくなることに意味を感じない人もいることでしょう。
しかし、ママ友を作る人の多くは親しい人を作りたいという気持ちの他に、ママ友を作った方が良いと思う理由があると感じています。
ママ友を作るのは必須ではありませんが、メリットを踏まえた上で検討してみても良いかもしれません。ママ友を作る人の多くは、なぜママ友と過ごすことを選択しているのでしょうか。
1:情報交換と悪口からの自衛
「私がママ友と過ごす理由はやっぱり情報が欲しいからですね。
学校でどういうことが起きているのか、近所で何が起きているのかをよく知るには色んな人と付き合っていないとわからないと思うんです。
それにある程度付き合っておかないと付き合いが悪いと思われたり、知らないところで陰口を叩かれたりしそうだからというのもあります。
実際、ママ友を作らない人の愚痴を聞かされることがあります」(29歳/女性)
楽しいためママ友を作っているというよりは、必要に迫られて作っている人が多いようです。
2:子どもの所在把握と仲間はずれ防止
「ママ友で群れたがる人達は、ただ単に一人になるのが怖いことと、子どものためにママ友関係を築いています。中には、本当に仲の良いママ友もいるのかもしれませんがそれは稀です。
表面上は仲良く見えても、内心はストレスを感じている人が多いのではないでしょうか。
また、子どもが仲間外れにされることを危惧して、ママ友との付き合いに耐えている人も…。
子どもは気軽に友達の家に遊びにいきますが、親がそれを止めるのは中々難しいため、『今家に来ているよ』『うちの子がこういう性格で』という情報をくれるママ友は、子どもの安全や把握のために重要です。子どものことも気にして行動しなければならないので大変ですね……」(38歳/女性)
3:悩みを共有できて楽しい
「色々と面倒だ、煩わしいと思っている方々も多いようですが、私は子育ての悩みを共有できて楽しいからママ友たちと付き合っています。
今まさにリアルに子育てしているもの同士の辛さってあるじゃないですか。
そういうのを愚痴りあったりしてストレス解消をしている感じです。
話をしているうちに嫌な人とは徐々に疎遠になっていくように付き合いますし、好きな人とはどんどん仲良くなっていきますね。ママ友なら誰でもいいというわけでなく、ちゃんと選んで楽しく過ごしています」(29歳/女性)
ママ友をお付き合いの一環と考える方もいれば、純粋に楽しいからというシンプルな理由の方もいるようです。
ライフステージが合う相手との新たな出会いは、確かに子どもの学校が一番多そうです。
まとめ
はたから見ていると、お友達に見えるママ友は、ほとんどの場合に利害関係によるおつきあいでしかないと捉えて良さそうです。
そのストレスを回避してママ友を作らないか、最低限の付き合いをするかは、子どもの特性や性格と照らし合わせて検討して見ても良いかもしれません。
(神崎なつめ/ライター)
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