他人の家庭の事情にズカズカと入り込んでくるタイプの人って、なぜかいつの時代にも存在しています。
もっている車や職業などから、経済的な豊かさをはかろうとしてくる卑しいママも。
そんな、他人のプライバシーなど知ったこっちゃないママ友から、夫の収入を聞かれたエピソードをご紹介。
どんな返しをするのがいいのか、ちょっと考えてみました。
普通のママ友と思っていた人が……
「そのママ友Aさんは、ごく自然に他人の家庭の事情に首を突っ込んできました。『そういえば、車って持ってる? この間車検だったんだけど……』と会話が始まれば、あまり疑うこともありませんよね。それに、だいたいの人が車を持っている地域なので、私もなにも疑わずにある程度のことは話してしまいました」
そう話す里美さん(仮名)が違和感を覚えたのは、住んでいる場所の話になったときのこと。
「家の広さとか、部屋数の話になって……間取りなんか聞いてどうするんだろう、と思ったので適当に濁していたのですが、Aさんが『最低でも3LDKはほしいよね。日当たりはもちろんだけど、全部屋6畳は必要』と言って私の表情を窺ってきたので、あーマウント取りたいんだな、とすぐに悟りました。そこからは心を閉ざして、機械のように返事をするだけでした」
相手を見て態度を変えるママ友にドン引き
後日、別のママ友Bさんも交えておしゃべりしているときのことです。
「Bさんは押しに弱く、なんでもうなずいてしまって断れないタイプの人なんですけど、Aさんは多分そのことをわかっていて『旦那さんの収入って、ぶっちゃけどれくらい?』と切り出してきたのです。あまりに直球すぎる質問に、さすがにびっくりしました。Bさんも最初は『え、どうだろう、普通じゃないかな』と返したのですが、Aさんがそこで止まるわけがありません。あわてて『うちは生活費だけもらってるからわからないかなー。Bさん家もそう?』と切り返してその場はやり過ごしたのですが、こんなにずけずけとものを言ってくる人がいるなんて……」
しかし、Aさんの黒い噂はこれでとどまりません。
夫の収入マウント被害者の話によると……
「また別のママ友と2人で話しているときに、聞いた話なんですけど。そのママ友もAさんから旦那の収入を聞かれたらしく『あーうちは少ないよ。毎月カツカツ。ファミレスにも行けないもん』と適当に返したところ、Aさんからのマウントが始まったそうで。どこどこのカフェのケーキがおいしかったけど、高くて行けないわよね、とか、旅行のお土産に少しいいものを買ってきたからよかったら使って、とか。『ケーキは奢ってもらえなかったけど、可哀想がってモノ恵んでくれるよ』って笑って話してました」
やはり目的はマウント。
どんな素晴らしいご主人をおもちなんでしょう。
「でも、Aさんのお家よりそのママ友の方がいい暮らししてます。ご本人には言いませんけどね」
ママ友にマウンティングするママに注意!
里美さんは今のところあいまいに濁してかわしているようですが、会うたびに懐事情を探るような話をされるのでうんざりしているとのこと。
子どもを介した関係で、さらっとした付き合いにとどめたいママ友関係ですが、中にはストレス発散の道具としてママ友を品定めするような人もいるんですね。
みなさまも、こんなママ友にはご注意ください。
(廣瀬伶/ライター)
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