いつでもどこでも一番でいたいマウント女のSさん。
同僚の私は、直属の後輩が格好の的になっていることに腹を立てていました。
そんなある日、会社にかかってきた一本の電話。
Sさんの弱味を握った私は「これはSさんを黙らせるチャンスだ!」と鼻息を荒くしました。
さてさて、たった一本の電話が、究極のマウント女子を黙らせることなんてできるのでしょうか?
後編、スタートです!
前編をまだ読んでいない方はこちらから:「容姿・キャリア・恋愛……いつも一番でいたいマウント女の末路【前編】」
マウント女の弱味が最強の武器すぎた
さっそく会社の知り合い何人かを夕食に誘って、作戦会議をすることに。
集まったのは4人ほどでしたが、充分すぎるくらい。
「実は、Sさんのことで被害がたくさん出てると思うんだけど……このあいだ、偶然彼女の弱味を握っちゃったの」
たったこの一言で、全員興味深々。
四六時中、誰彼構わずマウントを取り続ける彼女に、みんな精神を削られていたのでしょう。
もったいぶるまでもありません。
単刀直入にSさんの弱点を伝えました。
「Sさん、お金がないみたいなの。家賃滞納してる」
予想外の弱味に噂は一瞬で全社にまで
過去に男を荒らしまくっていたとか、経歴詐欺だとかであれば、想像できたのかもしれません。
「本気でまずいやつじゃん」
「会社に電話かかってくるほどなの?」
こうなったら、言いふらすつもりはなくても、気づいたら誰かに話していて、あっという間に会社中にうわさが広まりますよね。
Sさんが狙って媚を売っていたイケメン新人営業マンにまで伝わるのも、本当に早かったです。
上司だけは放っておくわけにいかず面談の機会を設け、Sさん自身もう二度とマウントを取れなくなっていきました。
驚きの副産物!? 暴かれたマウント女の真実
さらに驚いたことが、Sさんの元カレが出てきたこと。
「お前、まだやってるのか?」
と始まり、長い間説教していました。
付き合っていた当時、はじめの頃は支払いを手伝ってみたり食事代は全額もってあげたりしていたそうなのですが、一向に浪費ぐせは直らず……それどころか悪化するのに見かねて、別れを切り出したのだとか。
「ちゃんと直して、お金も貯めるから、また戻ってきて欲しい」
そんな言葉を信じて、他の女性とはデートもせず4年も待っていたようです。
逆に気の毒というか、Sさんが哀れで、正直その日は仕事になりませんでした。
でも、Sさんのマウントが一切止まって、精神的にゆとりを持てるようになった気がします。
マウント好きにはご用心ください
いかがでしたか……?
周囲に対しマウントを取ることで、弱い自分から目を逸らしていたのかもしれません。
今後もしまたSさんがマウントを取るようなことがあれば、惨めで最後まで話を聞いてしまうかもしれませんね。
他にも「もっとすごいマウント女がいた!」という武勇伝をお持ちの方がいらっしゃったら、ぜひ無害な友人と話してみてください。
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